【愛知・名古屋アジア大会】国歌取り違え、バス誤案内で試合45分遅れ 広沢市長が謝罪「真摯に反省」

愛知・名古屋アジア大会で国歌取り違えや選手輸送バスの誤案内が相次ぎ、男子バレーボールの試合が45分遅れたことを受け広沢一郎名古屋市長が謝罪したことを伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

愛知・名古屋アジア大会で、国歌の取り違えや選手輸送の誤案内など、競技運営をめぐるトラブルが相次いでいる。

9月18日の男子ホッケーでは、韓国代表の試合前に韓国国歌ではなく北朝鮮国歌が流れ、大韓体育会が大会組織委員会に抗議した。

28日の男子バレーボールでは、パキスタン代表が試合会場とは異なる目的地へ向かうバスに案内され、試合開始が45分遅れた。

大会組織委員会の会長代行を務める名古屋市の広沢一郎市長は30日の会見で、選手や関係者に謝罪する考えを示し、「不手際があったことを真摯に反省しなければいけない」と述べた。

韓国国歌のはずが北朝鮮国歌 組織委が謝罪

9月18日、岐阜県各務原市で行われた男子ホッケーの韓国対バングラデシュ戦で、試合前に韓国国歌ではなく北朝鮮国歌が流れた。

大韓体育会は大会組織委員会に抗議し、経緯の説明や謝罪、再発防止を求めた。

組織委員会は取り違えを認め、韓国選手団に謝罪した。

その後の説明では、出場国の国歌データが同じ端末に保存されており、運営を担当する事業者が誤った音源を送出したとされた。

再発防止策として、競技当日に使用しない国歌データを端末から外し、使用する音源を二重確認する運用に変更した。

パキスタン代表を別目的地のバスへ 試合45分遅れ

28日には、男子バレーボールのパキスタン代表の輸送でトラブルが発生した。

選手団が宿泊先から岡崎市の試合会場へ向かう際、犬山市の練習会場へ向かう別のバスに案内された。

乗車後に目的地が異なることが判明し、バスは岡崎市へ向かったものの到着が遅れた。

その結果、試合開始は予定より45分遅れた。

組織委員会は選手団に謝罪している。

大会前半から輸送トラブル 26日には「競技への影響なし」と説明

選手輸送をめぐっては、28日の誤案内以前から配車漏れや送迎の遅れなどが報告されていた。

組織委員会は9月26日の会見で、大会前半に発生した輸送や宿泊施設への入場をめぐる問題について謝罪し、改善を進める考えを示していた。

この時点では、競技そのものに影響するトラブルは起きていないと説明していた。

しかし、その2日後の28日、バスの誤案内によって男子バレーボールの試合開始が45分遅れた。

大会では選手の宿泊先が複数のホテルやクルーズ船などに分散しており、輸送ルートも複雑になっている。

一方、個々の輸送トラブルについて組織委員会が宿泊先の分散を直接の原因と認定しているわけではなく、事案ごとの原因は区別してみる必要がある。

野球会場では持ち込み禁止対象を誤掲示

競技会場での案内にも誤りがあった。

9月26日の野球・チャイニーズ・タイペイ対日本戦では、岡崎中央総合公園野球場の入口などに、旭日旗を持ち込み禁止対象として示す掲示が出された。

組織委員会はその後、旭日旗は大会の持ち込み禁止対象ではないと説明し、現場の誤認による掲示だったとして謝罪した。

各競技会場に対し、持ち込み禁止物の取り扱いを改めて周知したとしている。

国歌、選手輸送、会場掲示はそれぞれ別の業務だが、いずれも現場での確認や情報共有をめぐって問題が生じた形となった。

広沢市長「ヒューマンエラーや選手団との連絡不足」

組織委員会の会長代行を務める広沢市長は30日の会見で、一連の運営トラブルについて言及した。

広沢市長は、

「迷惑をかけた選手・関係者の方にはお詫びを申し上げなければいけない。不手際があったことを真摯に反省しなければいけない」

と述べた。

また、これまでの事案について「ヒューマンエラーや選手団との連絡不足があった」と説明し、発生したトラブルを踏まえて対応を進めているとの認識を示した。

国歌は二重確認 輸送も運用見直し

組織委員会は、国歌取り違えを受けて音源管理の方法を変更し、当日に使用するデータの二重確認を行う対策を導入した。

選手輸送についても、配車や案内の確認を続け、運用改善を進めるとしている。

大会は10月4日まで続く。

組織委員会は、発生した事案ごとに原因を確認し、競技運営や選手輸送で同様のトラブルを繰り返さないための対応を進めている。

編集部まとめ

愛知・名古屋アジア大会では、韓国国歌と北朝鮮国歌の取り違え、選手輸送バスの誤案内、競技会場での誤った掲示など、複数の運営業務でトラブルが確認された。

28日の男子バレーボールでは、パキスタン代表へのバス案内ミスによって試合開始が45分遅れた。

組織委員会の会長代行を務める広沢一郎名古屋市長は30日、選手や関係者に謝罪する考えを示し、ヒューマンエラーや選手団との連絡不足があったと説明した。

組織委員会は各事案で再発防止策を示しており、残る大会期間でも確認体制や輸送運用の改善を続けるとしている。

週刊TAKAPI 編集部/黒木

特記事項

この記事は2026年9月30日時点で確認された大会組織委員会、名古屋市の公開情報と複数の公開報道をもとに構成しています。

国歌取り違え、選手輸送、会場掲示は、それぞれ発生状況や原因が異なるため、単一の原因による連続トラブルとは断定していません。

宿泊先の分散と輸送上の問題についても、宿泊分散が個々の配車・案内ミスの直接原因と組織委員会が認定したものではありません。

Qアジア大会ではどのような運営トラブルが起きていますか?
A国歌の取り違え、選手輸送バスの誤案内や配車問題、競技会場での誤った掲示などが確認されています。
Qバレーボールの試合はなぜ45分遅れたのですか?
Aパキスタン代表が岡崎市の試合会場へ向かう際、犬山市の練習会場へ向かう別のバスに誤って案内されたためです。
Q国歌取り違えの原因は何ですか?
A組織委員会の説明では、出場国の国歌データが同じ端末に保存されており、担当事業者が誤った音源を送出したことが原因とされています。
Q広沢一郎市長は何と述べましたか?
A選手や関係者に謝罪する必要があるとしたうえで、不手際を真摯に反省する必要があると述べました。また、ヒューマンエラーや選手団との連絡不足があったとの認識を示しています。
Q組織委員会は再発防止策を取っていますか?
Aはい。国歌については当日に使用しない音源を端末から外し、使用データを二重確認する運用に変更しました。選手輸送についても配車や案内の確認を進め、運用改善を続けるとしています。

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