神戸市は9月29日、宿泊施設で裸で寝ていた女性を同意なく撮影し、その動画を同僚職員へ送信したとして、神戸市消防局中央消防署に所属していた23歳の男性消防士長を懲戒免職処分とした。
神戸市消防局によると、男性消防士長は2025年5月、女性と2人で宿泊施設に入り、女性が裸で寝ている状態を同意なく撮影した。
撮影した動画は同僚職員へ送信していたという。
動画を受け取った同僚職員が被害女性の知人に動画の存在を伝えたことから、事案が発覚した。
男性消防士長はこの件で捜査を受け、2026年6月に不起訴処分となっている。
裸で寝ていた女性を同意なく撮影
神戸市消防局の説明によると、男性消防士長は2025年5月、女性と2人で宿泊施設に入った。
その際、裸で寝ていた女性の姿を本人の同意なく撮影したとされる。
今回の処分では、無断撮影だけでなく、その後の動画の取り扱いも明らかになった。
男性消防士長は、撮影した動画を同僚職員へ送信していたという。
動画を受け取った同僚から発覚
事案が発覚したきっかけは、動画を受け取った同僚職員だった。
消防局によると、同僚職員が被害女性の知人に動画が存在することを伝えたことで、一連の行為が明らかになった。
一方、現時点で公表されている情報からは、動画の送信先がこの同僚職員1人だけだったのかは確認できない。
同僚職員が動画を保存したのか、別の第三者へ転送したのか、動画の削除がどのように確認されたのかについても明らかになっていない。
2026年6月に不起訴 9月29日付で懲戒免職
男性消防士長は、この事案をめぐる刑事手続きで2026年6月に不起訴処分となった。
不起訴の理由については、現時点で確認できる公表情報では明らかになっていない。
不起訴は検察が刑事裁判への起訴を行わなかったことを示すもので、裁判で有罪・無罪の判断が示されたことを意味しない。
一方、神戸市は職員としての行為について別に判断し、9月29日付で懲戒免職処分とした。
刑事手続きと地方公務員に対する懲戒処分は、それぞれ異なる手続きと基準で判断される。
「精神的苦痛を与えた」と説明
男性消防士長は消防局の聞き取りに対し、被害女性に多大な精神的苦痛を与えたことについて謝罪する趣旨の説明をしている。
今回確認されているのは、女性を同意なく撮影したことに加え、その動画を第三者である同僚職員へ送信していたという経過だ。
一方、動画がその後どの範囲まで保存・共有されたのかについては確認できていない。
動画を受け取った同僚職員に対して、消防局が服務上の措置を取ったのかについても公表情報からは明らかになっていない。
不起訴後に懲戒免職 判断の経緯も確認点
男性消防士長が不起訴となったのは2026年6月で、懲戒免職となったのは約3カ月後の9月29日だった。
今後の確認点となるのは、神戸市消防局がどの時点で一連の事実関係を把握し、どのような調査を経て懲戒免職と判断したのかという点だ。
また、動画の送信・保存状況の確認、被害女性への説明、動画を受け取った同僚職員への対応についても、現時点では不明な部分が残っている。
編集部まとめ
神戸市消防局中央消防署の23歳男性消防士長は、裸で寝ていた女性を同意なく撮影し、その動画を同僚職員へ送信していたとされる。
男性消防士長は2026年6月に不起訴となった一方、神戸市は9月29日付で懲戒免職とした。
刑事手続きと懲戒処分は別の判断となる。今後は、動画の保存・転送状況や削除確認、動画を受け取った同僚職員への対応などが確認点となる。
週刊TAKAPI 編集部/成田
特記事項
この記事は2026年9月29日時点で公表された神戸市消防局の説明などをもとに構成しています。
男性消防士長は2026年6月に不起訴処分となっていますが、不起訴理由については確認できていません。
また、動画の送信先が1人だけだったのか、その後の転送・保存の有無、削除確認、動画を受け取った同僚職員への措置についても、現時点では確認できていません。

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