【北海道・網走】中学生がいじめで35日欠席し転校 SNS中傷や暴言、学校の初期対応に遅れ

北海道網走市の中学生がSNSでの中傷や暴言などのいじめにより35日間欠席し転校した問題。学校の初期対応の遅れを伝える週刊TAKAPIの報道イメージ画像

北海道網走市の中学校で、生徒がほかの3人の生徒から悪口やSNSでの中傷などを受け、35日欠席した末に転校していたことが分かった。網走市教育委員会が10月20日、公表した。

被害生徒は腹痛や頭痛を訴え、医師から自宅療養を指示されていた。保護者から相談を受けた担任は関係生徒を指導したものの、校内のいじめ対策組織への報告が遅れていた。学校は重大事態として調査を行い、市教委に報告した。

4月末から悪口やSNSでの中傷 体調崩して欠席

市教委によると、被害生徒は今年4月末から6月にかけて、別の生徒3人から悪口や暴言を受け、SNSでも誹謗中傷されていた。

保護者は、からかいを受けていることや、授業中の居眠りをしつこく指摘されること、ひそひそと悪口を言われることなどを学校に相談していた。

生徒は5月初旬以降、腹痛や頭痛を訴えて欠席するようになった。

担任は関係する生徒に指導を行ったが、校内のいじめ対策会議への報告・相談は遅れたという。

6月に医師が自宅療養を指示 8月6日に転校

被害生徒は6月17日に病院を受診し、医師から自宅療養を指示された。

翌18日以降はリモートで授業に参加するなどしたものの、症状は改善しなかった。

7月8日、保護者が学校に転校も視野に入れていると相談。学校がいじめ重大事態の疑いがあると判断したのは、この時だった。

生徒は8月6日に別の学校へ転校した。欠席は計35日に及んだが、市教委によると、転校先では登校を再開しているという。

学校の調査は7月24日から 市教委が初期対応の遅れを認める

学校は7月24日から9月10日まで、いじめの事実関係を調査した。

その結果を重大事態として市教委に報告し、市教委は調査報告書を受理した。

市教委は今回の対応について、組織的な初期対応に遅れがあったと説明している。

保護者から相談があり、担任による指導も行われていた一方で、校内のいじめ対策組織への情報共有が遅れた。市教委は再発防止を徹底するとしている。

編集部まとめ

被害生徒が欠席を重ねるなか、学校が重大事態の疑いを認識したのは、保護者が転校を相談した7月8日だった。

市教委は初期対応の遅れを認めている。今後は、いじめの相談を受けた段階で校内の対策組織が適切に対応できるかが課題となる。

週刊TAKAPI 編集部/一条

特記事項

学校は7月8日に重大事態の疑いがあると判断し、調査を経て市教委に重大事態として報告した。今回の公表内容では、被害生徒の年齢や性別、学校名は明らかにされていない。

Q網走市の中学校ではどのようないじめがあったのですか?
A2026年4月末から6月にかけて、被害生徒がほかの3人の生徒から悪口や暴言、SNSでの中傷などを受けていました。
Q被害生徒は何日欠席しましたか?
A欠席は計35日です。腹痛や頭痛を訴え、6月17日には医師から自宅療養を指示されました。
Q被害生徒は転校後、登校できていますか?
A8月6日に転校し、市教委によると、転校先では登校を再開しています。
Q学校はいつ重大事態の疑いがあると判断しましたか?
A7月8日です。保護者から転校を視野に入れているとの相談を受けた時点でした。
Q網走市教育委員会は学校の対応について何を認めましたか?
A担任から校内のいじめ対策組織への報告・相談が遅れ、組織的な初期対応に問題があったと説明しています。

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