
東京都三鷹市の杏林大学医学部付属病院で、院内とみられる環境で撮影された看護師のSNS投稿が拡散し、病院側が対応していたことが分かった。取材に対し同院は、投稿が職員によるものであると認めたうえで削除し、本人に対して厳重な指導を行ったと明らかにした。
問題の投稿は、2026年4月16日ごろにX(旧Twitter)上で共有されたもので、「話長いて」「行きたくなさすぎてトイレ引きこもりはやめて」などの文言が含まれていた。投稿画像にはIDカードとみられる物品や、院内と推測される背景が写り込んでおり、勤務中あるいは勤務環境下で撮影された可能性が指摘されていた。
本件について同院広報室に文書で照会したところ、「当院職員によるSNS投稿であることを確認している。当該投稿は既に削除しており、本人に対して厳重に指導を行った」と回答。また、「患者の個人情報や医療情報の漏洩は一切確認されていない」と説明した。
一方で、医療機関におけるSNS投稿をめぐっては、たとえ患者情報が直接写り込んでいない場合でも、院内環境や職員の身分証、設備の一部などが外部に公開されることで、情報管理や倫理意識の観点から問題視されるケースが相次いでいる。
同院は今後について、「SNSに関する教育と管理体制の強化を進め、再発防止に努める」としており、職員への指導体制の見直しを進める方針を示した。
医療現場における情報管理の重要性が改めて問われる中、“軽い投稿”が信頼を揺るがすリスクを、どこまで現場で共有できているのか——再発防止の実効性が問われている。
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週刊TAKAPI
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