【東京駅】「券売のヒロ」ついに逮捕 券売機の客狙い約10年、79歳男の“声かけスリ”

JR東京駅で券売機利用客から財布を盗んだ疑いで「券売のヒロ」と呼ばれていた79歳男が逮捕された事件を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

JR東京駅で、券売機を操作していた20代男性から現金約7万円などが入った財布を盗んだとして、警視庁は79歳の男を窃盗の疑いで逮捕した。

逮捕されたのは、広瀬公敏容疑者(79)。

広瀬容疑者は、およそ10年前から東京駅などで券売機を操作する利用客を狙ってスリを繰り返していたとみられ、その特徴的な手口から、捜査員の間では「券売のヒロ」と呼ばれていたという。

警視庁は今回の事件だけではなく、過去に発生した同様の窃盗事件についても関与している可能性があるとみて、余罪を詳しく調べている。

東京駅の券売機前 「ちょっといいですか」と声かけ

逮捕容疑は2026年8月17日、JR東京駅で、広島行きの新幹線に乗ろうとしていた20代男性の財布を盗んだ疑い。

男性は新幹線のきっぷを購入するため券売機を操作しており、現金約7万円などが入った財布を券売機前の台に置いていた。

そこへ広瀬容疑者が背後から近づき、「ちょっといいですか」と男性に声をかけたとされている。

男性が声に反応して振り向いた、その一瞬。

警視庁は、広瀬容疑者が台の上に置かれていた財布を盗んだとみている。

券売機の操作中は画面や支払い手続きに意識が集中しやすい。さらに今回は、声をかけて被害者の視線を意図的にそらした疑いがあり、警視庁が詳しい犯行状況を調べている。

捜査員の間で「券売のヒロ」

広瀬容疑者は、捜査員の間で以前から「券売のヒロ」と呼ばれていた。

その理由は、狙う場所とタイミングに特徴があったためとみられる。

一般的なスリが電車内や雑踏などで行われるケースとは異なり、広瀬容疑者は東京駅などで券売機を操作している利用客を狙っていたとされる。

警視庁は、およそ10年前から同様のスリを繰り返していた可能性があるとみている。

券売機の前で財布を出し、操作に集中している利用客を探し、その隙を狙う。

長期間にわたり同じような犯行を重ねていたとすれば、駅利用者の行動パターンを把握した上で対象を選んでいた可能性もある。

ただし、現時点で過去約10年間に発生したすべての類似事件への関与が確認されたわけではない。

約10年の犯行か 被害件数と総額は不明

警視庁は、広瀬容疑者が東京駅などで約10年前からスリを繰り返していたとみて、過去の被害との照合を進めている。

一方、これまでに何件の窃盗事件に関与したとみられているのか、被害総額がいくらに上るのかなど、具体的な数字は明らかになっていない。

今後の捜査では、防犯カメラ映像や過去の被害届、同様の手口で発生した窃盗事件などとの照合が重要になる。

「券売のヒロ」という呼び名が捜査員の間で使われていたことから、警察側が以前から特徴的な手口を把握していた可能性があるが、今回の逮捕までにどのような捜査が行われていたのかは公表されていない。

「年金をもらっているが、生活が苦しくなった」

広瀬容疑者は警視庁の調べに対し、今回の容疑を認めているという。

その上で、犯行の動機について「年金をもらっているが、生活が苦しくなった」などと供述しているとされる。

ただ、警視庁は広瀬容疑者がおよそ10年前から同様の窃盗を繰り返していた可能性があるとみている。

生活苦という供述と、長期間にわたるとみられる犯行との関係についても、今後の捜査で詳しく調べられることになる。

“声かけスリ” 狙われた券売機利用者

今回の事件で特徴的なのは、単に置かれた財布を持ち去ったのではなく、被害者に声をかけて注意をそらしたとされる点だ。

男性は広島行きの新幹線に乗るため券売機を操作していた。

広瀬容疑者は男性の背後から近づき、「ちょっといいですか」と話しかけたとされる。

男性が振り向けば、券売機の画面や台の上に置いた財布から視線が外れる。

警視庁は、その短い時間を利用して財布を盗んだとみている。

駅の券売機では、財布、スマートフォン、クレジットカード、乗車券などを一時的に台へ置く利用者も少なくない。

今回の事件は、そうした日常的な行動の隙が狙われた形となった。

「券売のヒロ」逮捕 次の焦点は余罪

今回の逮捕で最大の焦点となるのは、広瀬容疑者が実際にどの程度の窃盗を繰り返していたのかという点だ。

警視庁は約10年前から同様の犯行を続けていた可能性があるとみているが、被害件数や総額はまだ明らかになっていない。

過去の東京駅周辺で発生したスリ事件や、券売機利用中の乗客を狙った窃盗事件との関連が確認されれば、被害の全体像が大きく広がる可能性がある。

今後は、防犯カメラ映像や被害届との照合を通じて、余罪がどこまで裏付けられるかが焦点となる。

編集部まとめ

「券売のヒロ」という呼び名が示すように、今回の事件では手口そのものが特徴的だった。

券売機を操作する利用者に狙いを定め、声をかけて注意をそらした隙に財布を盗む。

警視庁は、この手口による犯行がおよそ10年前から続いていた可能性があるとみている。

今回の逮捕は1件の窃盗容疑によるものだ。今後、過去の被害との照合が進み、「券売のヒロ」と呼ばれた人物の実際の犯行件数と被害総額がどこまで明らかになるかが最大の焦点となる。

週刊TAKAPI編集部
一条

特記事項

この記事は2026年8月20日時点で公表されている情報を基に構成しています。

広瀬公敏容疑者は今回の窃盗容疑を認めているとされていますが、約10年間に発生したすべての類似事件への関与が確認されたものではありません。

「約10年前からスリを繰り返していた」とされる点についても、警視庁が余罪を含めて捜査している段階です。逮捕は刑事責任の確定を意味しません。

Q「券売のヒロ」とは誰?
A窃盗の疑いで逮捕された広瀬公敏容疑者(79)を、警視庁の捜査員が呼んでいたとされる呼び名。券売機を操作する利用客を狙う手口が特徴だったとみられている。
Q今回はどのような容疑で逮捕された?
A8月17日、JR東京駅で券売機を操作していた20代男性から、現金約7万円などが入った財布を盗んだ疑いが持たれている。
Qどのような手口だった?
A男性の背後から「ちょっといいですか」と声をかけ、男性が振り向いた隙に券売機前の台に置かれていた財布を盗んだとされている。
Q約10年間スリを続けていたの?
A警視庁は、およそ10年前から東京駅などで同様のスリを繰り返していた可能性があるとみている。ただし、具体的な件数や被害総額は現時点で明らかになっていない。
Q広瀬容疑者は何と供述している?
A今回の容疑を認め、「年金をもらっているが、生活が苦しくなった」などと話しているという。

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