北海道室蘭市議会は9月7日、市発注の公共工事をめぐり職員への情報照会が問題となった羽立秀光市議に対し、議員辞職勧告決議を可決した。
公開報道では17人が賛成したとされる。一方、羽立市議は自身の行為に違法性はないとの立場を示し、辞職しない意向を明らかにしている。
公共工事をめぐる職員への照会を市側が問題視
問題となったのは、羽立市議が市職員に対して行った公共工事に関する複数回の照会だ。
公開された音声では、入札に関係する金額について職員に尋ねるやり取りが確認されている。市側は、こうした対応を受けた職員が精神的な重圧を感じたとして、議会側に抗議していた。
これに対し羽立市議は、自身が確認しようとしたのは公表対象となる予定価格だったとの趣旨で説明しており、問題のある行為だったとの見方を否定している。
現時点で、羽立市議について逮捕、書類送検、起訴などの刑事手続が行われたとの情報は確認されていない。
本会議で辞職勧告を可決 本人は応じず
7日の本会議では、羽立市議に辞職を求める決議が可決された。
羽立市議は決議後も辞職しない考えを示している。
室蘭市の公式情報では市議会議員の定数は20人とされている。このため、今回の採決について報道された「17人賛成」が、どのような出席・採決状況によるものなのかは、市議会による正式な議決結果の公表後に確認する必要がある。
辞職勧告決議に強制的な失職効果はない
今回の決議は、地方公務員に対する懲戒処分とは性質が異なる。
市議会が議員に政治的・道義的責任を求める意思を示したもので、可決されたことだけで羽立市議が自動的に議員職を失うものではない。
本人が辞職を拒否している以上、現時点では現職議員としての立場が続いている。
次の焦点は決議文と照会内容の正式整理
室蘭市議会では2026年第3回定例会が9月7日に開会している。
記事作成時点では、今回の辞職勧告について市議会公式の議決結果や決議文全文を確認できていない。
今後重要になるのは、正式な採決参加人数と賛否の内訳に加え、市側が問題とした複数回の照会について、どの公共工事を対象に、どの段階で、どの情報を求めたのかが一次資料でどこまで整理されるかだ。
週刊TAKAPI編集部/成田
現時点で確認できていない点
- 辞職勧告決議文の全文
- 正式な採決参加人数と賛否の内訳
- 問題となった各照会の日時と対象工事
- 羽立市議が求めた情報の正式な位置付け
- 市側と議会側の今後の対応
特記事項
この記事は2026年9月8日未明時点の室蘭市・室蘭市議会の公式情報と公開報道を基に再構成しています。公開報道では辞職勧告決議が可決されたとされていますが、市議会公式の決議文全文と正式な採決内訳は記事作成時点で確認できていません。辞職勧告決議は法的拘束力を伴う懲戒処分や失職とは区別して扱っています。
情報提供募集
各種ご相談、情報提供、現地写真・動画、関係者からの証言などをお持ちの方は、メール(info@108takapi.jp)、各種SNSのDM、または公式LINEまでお寄せください。週刊TAKAPI編集部が内容を確認のうえ、取材・報道の参考とさせていただきます。
サイト訪問者数

コメント
0件まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。