東京都立病院機構は9月17日、複数の10代女性患者に治療上必要のない身体接触をするなどの不適切な行為があったとして、府中市の東京都立小児総合医療センターに勤務していた61歳の男性看護師を懲戒解雇した。
機構によると、男性看護師は2024年12月から2026年6月にかけ、入院するなどしていた複数の10代女性患者に対し、治療上必要がないにもかかわらず顎や腰などに触れたり、病室内で抱きしめたりしたとされる。
さらに一部の患者とは退院後に連絡先を交換し、SNSで「会いたい」などのメッセージを送っていたという。
事案は、患者の一人が退院後に医師へ相談したことをきっかけに発覚した。
治療上必要のない接触 病室で抱きしめる行為も
機構が認定した行為は、2024年12月から2026年6月までの間に行われた。
男性看護師は複数の10代女性患者に対し、看護や治療上必要ではない状況で顎や腰などの身体に触れたとされる。
病室内で患者を抱きしめた行為もあったという。
公開されている情報では、対象となった患者の具体的な人数や詳しい年齢、入院理由などは明らかになっていない。
退院後に連絡先交換 SNSで「会いたい」
男性看護師は、患者が退院した後にも一部の患者と連絡先を交換していた。
SNSを通じて「会いたい」などのメッセージを送っていたとされる。
患者と医療従事者という関係を離れた後も連絡が続いていたことを含め、機構は一連の行為を不適切と判断した。
ただし、SNSでのやり取りの回数や期間、ほかにどのような内容が送られていたかについては公表されていない。
退院後、患者が医師へ相談して発覚
事案が明らかになったのは、女性患者の一人が退院後、医師に相談したことがきっかけだった。
その後、機構側が調査を行い、複数の10代女性患者への不適切な行為を確認したとされる。
男性看護師は機構の聞き取りに対し、
「患者さんのことが心配だった」
との趣旨の説明をしている。
また、「大変多くの方に迷惑をかけて申し訳ない」と反省の意を示しているという。
機構「あってはならない行為で言語道断」
東京都立病院機構は今回の事案について、
「あってはならない行為で言語道断」
との認識を示し、厳正に対処したとしている。
今後は再発防止に努めるとしている。
一方、今回確認できた公開情報では、患者との私的連絡を防止する具体的なルールや、院内での監督体制をどのように見直すのかまでは明らかになっていない。
刑事手続の有無は未確認
今回公表されたのは、東京都立病院機構による懲戒解雇の事実だ。
警察への相談や被害届、刑事事件としての立件、送検、起訴・不起訴などについては、現時点の公開情報では確認できていない。
このため、本件について刑事責任が確定したとすることはできない。
編集部まとめ
東京都立病院機構は、複数の10代女性患者に治療上不要な身体接触をしたほか、病室内で抱きしめ、退院後にSNSで「会いたい」などのメッセージを送ったとして、小児総合医療センターの61歳男性看護師を懲戒解雇した。
事案は患者が退院後に医師へ相談したことで発覚した。刑事手続の有無は現時点で確認できていない。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本記事は2026年9月17日時点の公開情報を基に、事実関係を整理して構成しています。
被害を受けた患者はいずれも10代とされているため、氏名、詳しい年齢、入院理由など個人の特定につながる情報は掲載していません。
「治療上必要のない身体接触」「病室で抱きしめる」「退院後にSNSで連絡する」といった行為は、東京都立病院機構が懲戒処分の対象として認定した内容です。
本件について警察による捜査、送検、起訴・不起訴など刑事手続の有無は現時点で確認できていません。
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