「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋のベーカリー業態「SPICE UP! COCOICHI BAKERY(スパイスアップ!ココイチベーカリー)」のμPLAT一宮店(愛知県一宮市)が、2026年9月30日で閉店する。
同店は2023年6月22日にオープン。約3年3カ月で営業を終えることになる。閉店後、「SPICE UP! COCOICHI BAKERY」として残るのは、名古屋駅地下街の名駅サンロード店のみとなる。店頭では9月30日での閉店と、閉店後の利用店舗として名駅サンロード店が案内されている。
ココイチ本社のお膝元・一宮からベーカリーが姿を消す
今回閉店するμPLAT一宮店は、名鉄一宮駅に直結する商業施設「μPLAT一宮」の1階にある。
特徴的なのは、「カレーハウスCoCo壱番屋 μPLAT一宮店」と併設する形で営業してきたことだ。ベーカリーが閉店した後も、併設するカレーハウスCoCo壱番屋は営業を継続する。
壱番屋の本社は一宮市にある。全国的なカレーチェーンに成長した「ココイチ」の本拠地で展開してきた新業態が、約3年で営業を終えることになる。
現地では9月13日時点で閉店を知らせる掲示が確認されており、閉店日は9月30日(水)と明記されている。
「カレー×パン」で始まったココイチの新業態
ココイチベーカリーは、壱番屋がカレー専門店とは異なる市場を開拓するために立ち上げた新業態だ。
1号店となる名駅サンロード店は2022年12月22日にオープン。壱番屋は当時、「スパイス×パンの新業態」と位置付け、1年以上をかけてカレーパンを開発したとしていた。
看板商品のカレーパンだけでなく、スパイスを取り入れた食事系・甘味系のパンなどを展開。「ココイチ=カレーライス」という既存のイメージをパンへ広げる試みだった。
その約半年後の2023年6月22日にオープンしたのが、今回閉店するμPLAT一宮店だ。
一宮店では約40種類 店舗限定商品も
μPLAT一宮店の開業時には、「特製 COCOICHIポークカレーパン」「辛さ選べる焼きカレーパン」「スパイスクロワッサン」など約40種類を展開していた。
さらに一宮店では、スパイス入りのデニッシュ生地にバターライスやポークカレーフィリングなどを合わせた「カレーライスパン」をはじめ、全長約35センチの「長すぎるカレーパン」など、特徴的な限定商品も販売されていた。
ココイチが持つ「カレー」という強力なブランド資産を使いながら、通常店舗とは違う需要を取り込もうとしていたことが分かる。
当初は店舗拡大を計画 それでも一宮店は3年3カ月で閉店へ
注目されるのは、ココイチベーカリーが当初、店舗を広げていく構想を持っていたことだ。
1号店の開業時には愛知県内で複数店舗を展開し、その後は全国主要都市への出店を目指す方針が示されていた。名駅サンロード店ではオープン当初、想定を上回る来店でパンの生産が追いつかず、営業時間を変更した時期もあったという。
その後、本社所在地である一宮市に2号店を出店したものの、μPLAT一宮店は約3年3カ月で営業終了となる。
現時点で閉店理由について公式な説明は確認できていない。また、跡地についても正式な発表は確認されていないため、売上や客数などを理由として断定することはできない。
一方で、当初描いていた店舗拡大とは対照的に、今回の閉店によって同ブランドの店舗が1店舗になるという事実は、新業態の今後を見る上で注目される。
残るのは「名駅サンロード店」のみ
μPLAT一宮店の閉店後、「SPICE UP! COCOICHI BAKERY」として営業を続けるのは名駅サンロード店となる。
名駅サンロード店は、愛知県名古屋市中村区名駅4丁目の名駅地下街サンロードにあり、こちらも「カレーハウスCoCo壱番屋」と併設されている。
2022年12月に始まったココイチのベーカリー事業は、まもなく4年。一宮店の閉店によって、再び名古屋の1店舗を軸とした展開になる。
今後、新たな店舗を出すのか、それとも名駅サンロード店を中心にブランドを継続していくのか。壱番屋の新業態戦略にも注目したい。
ココイチベーカリーμPLAT一宮店はいつ閉店する?
2026年9月30日(水)で営業を終了する。2023年6月22日のオープンから約3年3カ月となる。
一宮店の閉店後、ココイチベーカリーはどこにある?
閉店後は、名古屋駅地下街サンロードにある「SPICE UP! COCOICHI BAKERY 名駅サンロード店」が残る。μPLAT一宮店の店頭でも、閉店後の利用店舗として案内されている。
併設する「カレーハウスCoCo壱番屋」も閉店する?
今回閉店するのはSPICE UP! COCOICHI BAKERY μPLAT一宮店。併設する「カレーハウスCoCo壱番屋 μPLAT一宮店」は営業を継続する。
※本記事は公開されている企業情報、報道内容、地域特性、市場動向などをもとに編集部が独自に考察した内容です。企業や関係者が公表している出店理由・経営方針を断定するものではなく、一部に編集部の見解や推測が含まれます。最新かつ正確な情報は、各企業・自治体の公式発表をご確認ください。
週刊TAKAPI編集部:黒木

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