愛知・名古屋アジア競技大会で、韓国選手団をめぐる運営上のトラブルが相次いでいる。
20日には、男子バスケットボール韓国代表が日本との決勝を前に予定していた練習について、移動用のバスが現れず、中止を余儀なくされたと韓国メディアなどが報じた。
大韓体育会は大会組織委員会への抗議書簡の送付に加え、組織委員会幹部との面談を求める方針を明らかにした。
日韓決勝当日、移動バスが来ず練習中止
韓国男子バスケットボール代表は20日夜、愛知・名古屋アジア大会の決勝で日本代表と対戦する予定だった。
韓国メディアの報道によると、代表チームは同日午前、試合会場とは別の体育館で最終調整を行う予定で、午前10時に移動用バスが配車されることになっていた。
しかし、予定されたバスが現れなかった。
選手団は待機したものの移動できず、最終的に予定していた練習を中止したという。
決勝を数時間後に控えた代表チームの調整日程に直接影響が生じた形だ。
大韓体育会「組織委幹部との面談を要請する計画」
韓国のスポーツメディア「SPOTV NEWS」は20日、大韓体育会が今回の配車問題を受け、大会組織委員会への抗議書簡送付と、組織委員会幹部との面談を要請する方針だと報じた。
同メディアによると、大韓体育会側は20日正午ごろ、李相賢(イ・サンヒョン)選手団長がアジア・オリンピック評議会(OCA)の事務総長と面談し、抗議と再発防止を求めたとしている。
そのうえで、大韓体育会は組織委員会に抗議書簡を送り、組織委員会幹部との面談も要請する計画だとしている。
18日には韓国国歌と北朝鮮国歌を取り違え
大会では韓国選手団をめぐる別のトラブルも起きている。
18日、岐阜県で行われたホッケー男子の韓国―バングラデシュ戦では、試合前に韓国国歌が演奏される場面で、誤って北朝鮮の国歌が流れた。
大韓体育会は選手団長名義で大会組織委員会に抗議書を送り、事故の経緯についての説明、公式な謝罪、再発防止を要求した。
組織委員会は事実関係を認め、大韓体育会に謝罪。「再発防止に努めるとともに、ご迷惑をおかけした関係者の皆さまに深くお詫びいたします」としている。
ハンドボールでも韓国国歌が流れず
さらに韓国メディアは、19日に行われた女子ハンドボールでも、韓国国歌が予定通り流れない問題が発生したと報じている。
SPOTV NEWSは20日、今大会で大韓体育会が組織委員会側に抗議する事態が相次いでいると伝えた。
大会では選手の宿泊環境や輸送をめぐる問題も大会前から指摘されており、ロイター通信も、宿泊施設、輸送の遅延、登録手続きなど複数の運営上の問題が報告されていると伝えている。
開幕直後、運営体制が問われる事態に
19日に開会式を迎えたばかりの愛知・名古屋アジア大会。
国歌の取り違えから競技当日の輸送まで、選手の競技環境に関わるトラブルが短期間に相次いだ。
今回の男子バスケットボール代表の配車問題について、大韓体育会は抗議書簡だけでなく組織委員会幹部との面談を求める方針を示しており、問題は大会運営の実務レベルを超え、選手団と組織委員会との協議に発展する見通しだ。
今後、組織委員会が配車されなかった原因をどのように説明するのか、また相次ぐ運営上のトラブルについて、どのような再発防止策を示すのかが焦点となる。
このニュースのポイント
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