三重県警津南署は10月19日、津市内の小学校で開かれた学童保育の行事中、男子児童に打ち上げ花火を当ててやけどを負わせたとして、放課後児童支援員の別府万博容疑者(56)を傷害の疑いで逮捕した。
男児は首の後ろや左手の指に治療2〜3カ月を要するやけどを負い、4日間入院した。当時は約25人の児童が参加する行事が開かれており、警察は別府容疑者が故意に児童へ向けて花火を発射したとみて調べている。
一方、別府容疑者は「私がやけどを負わせたのかは分かりません」と容疑を否認している。
7月18日夜、小学校敷地内で発生 打ち上げ花火を手に持ち発射か
警察によると、事件が起きたのは2026年7月18日午後8時50分ごろ。津市内の小学校敷地内にある学童保育施設で、夏の行事が開かれていた。
別府容疑者は、打ち上げ花火を手に持って発射し、施設を利用する10代の男子児童の首付近に当て、けがを負わせた疑いが持たれている。
男児は首の後ろと左手の指にやけどを負い、4日間入院した。治療期間は2〜3カ月とされ、その後は回復しているという。
当日は児童約25人のほか、保護者や学童保育の関係者らも参加していた。
3日後に保護者が警察へ相談 約3カ月後に逮捕
事件から3日後の7月21日、男児の保護者が津南署に相談した。
警察は当時の状況を確認するため、行事に参加していた児童や保護者、学童保育施設の職員らから事情を聴くなどして捜査を進めた。
その結果、10月19日、施設に勤務する別府容疑者を傷害の疑いで逮捕した。
事件から逮捕まで約3カ月を要しているが、捜査に要した期間の具体的な理由については明らかになっていない。
警察は故意の発射を疑い捜査 支援員は容疑を否認
警察は、別府容疑者が故意に男児の方向へ打ち上げ花火を向け、発射した疑いがあるとみている。
一方、別府容疑者は、自分が男児にやけどを負わせたかどうか分からないとして、容疑を否認している。
今回の逮捕容疑は傷害であり、花火の発射方向や男児が負傷した経緯、別府容疑者の認識などが捜査上の焦点となる。
ただし、故意に男児を負傷させたことが確定したわけではない。警察は当時の状況について引き続き調べている。
学童保育の行事で発生 安全管理の詳細は明らかにならず
事件が起きたのは、児童が参加する学童保育施設の行事だった。
打ち上げ花火の使用方法を誰が決めたのか、児童との安全距離をどのように確保していたのかなど、具体的な安全管理体制については確認できていない。
また、男児の負傷後に施設側が実施した対応や、運営主体による事故調査、津市への報告状況についても詳細は明らかになっていない。
今後は刑事事件としての捜査に加え、児童が参加する行事での花火の使用方法や、安全管理上の対応についても確認が必要となる。
編集部まとめ
津市内の学童保育行事で男子児童に打ち上げ花火を当て、治療2〜3カ月のやけどを負わせた疑いで、56歳の放課後児童支援員が逮捕された。
警察は故意に児童へ花火を向けた疑いを調べているが、支援員は容疑を否認している。
週刊TAKAPI 編集部/松本
特記事項
本記事は、2026年10月19日に明らかになった三重県警津南署による傷害容疑での逮捕について、公開情報を照合して構成した。
事件発生日時、男児の負傷状況、保護者からの相談、逮捕に至る経緯を整理した。花火を故意に向けたとする捜査上の見立てと、容疑者の否認を区別して記載している。
被害児童の個人情報や学校名など、本人の特定につながる情報は掲載していない。
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