5月8日午後4時15分ごろ、鹿児島市の桜島・南岳山頂火口で爆発が発生した。気象台によると、噴煙は火口上3500mまで上がり、噴煙量は多量。桜島で爆発が観測されたのは今年9回目で、4月21日以来となる。
大きな噴石は、南岳山頂火口から1000〜1300mの5合目まで飛散した。噴煙は南東方向へ流れており、風下にあたる鹿児島市や垂水市、鹿屋市方面などでは降灰への注意が必要となっている。
8日夜にかけて、鹿児島市と垂水市ではやや多量の降灰が予想されている。鹿屋市、志布志市、大崎町、東串良町、肝付町、宮崎県串間市でも少量の降灰が見込まれており、気象台は傘やマスクなどによる防灰対策、車の徐行運転を呼びかけている。
桜島では、火口周辺警報が出されており、噴火警戒レベル3の入山規制が継続している。南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2kmの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒が必要だ。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠くまで流されて降るおそれもある。
気象庁は、5月7日朝から島内の傾斜計や伸縮計で、山体の膨張を示す地殻変動を観測している。マグマの供給が続いている可能性があり、今後も噴火活動が継続するおそれがあるとして、最新の火山情報や降灰予報を確認するよう呼びかけている。
桜島ではその後、午後4時42分にも南岳山頂火口で噴火が観測され、噴煙は火口上1300mまで上がった。午後4時15分の爆発に続き、短い時間で噴火活動が確認された形だ。
地元住民や観光客は、降灰の方向、道路の視界悪化、車両への灰の付着、目やのどへの影響に注意が必要となる。桜島周辺では、火山活動そのものに加え、風向きによって生活圏への影響が大きく変わるため、今後も気象台の発表を確認する必要がある。
画像出典:ウェザーニュース「鹿児島 桜島で爆発(噴火) 噴煙は火口上3,500mに 降灰に注意」より

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