広島市で何者かにオレンジ色の液体をかけられた69歳の男が、特殊詐欺の受け子役として再逮捕された。
広島県警は5月8日、大阪市西成区在住の無職・関敦夫容疑者(69)を詐欺の疑いで再逮捕した。関容疑者は複数人と共謀し、今年3月下旬から4月2日までの間、会社員の女性にSNSでうその投資話を持ちかけ、広島市南区の商業施設で現金400万円をだまし取った疑いがある。
警察によると、関容疑者は投資会社の担当者になりすまし、女性から現金を受け取る「受け子」役だったとみられる。調べに対し、関容疑者は「覚えていない」と供述しているという。
関容疑者については、4月16日午後、広島市安佐南区大町東の路上で、何者かにオレンジ色の液体をかけられ、顔にやけどを負っていた。液体にはトルエンが含まれていたとみられ、警察は傷害事件として液体をかけた人物の行方を追っている。
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液体をかけられる直前、関容疑者は広島市安佐南区大町西の飲食店で、57歳の女性から現金1300万円を受け取っていた疑いがある。警察は4月18日、関容疑者を詐欺容疑で逮捕していた。
関容疑者はこの1300万円について、「受け取ったことは間違いないが、だまし取ったつもりはない」などと話していたとされる。また、現金を回収役に渡した後に液体をかけられた趣旨の説明もしているという。
警察は、関容疑者が匿名・流動型犯罪グループに関わっていた可能性もあるとみて、現金の流れや共犯者の有無を調べている。あわせて、液体をかけた人物と詐欺事件との関係についても捜査を進めている。
当初は液体襲撃事件の被害者として浮上した関容疑者は、その後、1300万円をめぐる詐欺容疑で逮捕され、今回は別の女性から400万円をだまし取った疑いで再逮捕された。
警察は、詐欺事件と液体襲撃事件の双方から、関容疑者の役割、金の流れ、液体をかけた人物との関係を調べている。
ニュースの要点
Q1. 広島市でオレンジ色の液体をかけられた69歳男は、なぜ再逮捕されたのですか?
大阪市西成区在住の無職・関敦夫容疑者(69)は、会社員の女性にSNSでうその投資話を持ちかけ、現金400万円をだまし取った疑いで再逮捕されました。警察は、関容疑者が現金を受け取る「受け子」役だったとみています。
Q2. 関敦夫容疑者は、4月16日の液体襲撃事件とどう関係しているのですか?
関容疑者は4月16日、広島市安佐南区大町東の路上で、何者かにオレンジ色の液体をかけられました。その直前、近くの飲食店で57歳女性から現金1300万円を受け取っていた疑いがあり、4月18日に詐欺容疑で逮捕されています。
Q3. 液体をかけた人物は逮捕されていますか? 現時点で、液体をかけた人物が逮捕されたとの情報は確認されていません。警察は傷害事件として行方を追うとともに、詐欺事件との関係や、匿名・流動型犯罪グループの関与について調べています。

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