俳優の高畑裕太氏が、約9年前に自身をめぐって報じられた不祥事について、複数枚にわたる声明文を公表した。

高畑裕太氏が公表した声明文。約9年前の不祥事について、自身の認識や不起訴に至った経緯、現在の思いを説明している。
声明では、当時報じられた内容と自身の認識に隔たりがあるとしたうえで、事件の経緯や不起訴処分に至った経過、現在の思いについて説明している。
高畑氏は声明の冒頭で、本件について「自分の言葉で整理し、公表するもの」と説明。約9年前、地方での撮影期間中に滞在していたホテルで、従業員の女性に対して不適切な行為をした疑いで逮捕され、大きく報じられた過去に触れた。
そのうえで、高畑氏はホテル従業員の女性と関係を持ったこと自体は認めつつ、報道されたような「性的暴行」にあたる行為は行っていないと主張。女性を無理やり部屋に連れ込んだとする報道についても、事実とは異なると説明している。
また、高畑氏は当時の状況について、警察の取り調べを受ける中で、女性との関係者を名乗る人物から関係者側へ高額な金銭要求が行われていたことを知ったと明かした。そうした経緯も、本件の全体像を理解するうえで無視できない要素だとしている。
声明では、捜査の結果として不起訴処分となったことにも言及。高畑氏は、当時かけられていた容疑が「強姦致傷」であり、重大な刑事事件として扱われた一方、最終的に検察が不起訴と判断した点を説明した。
高畑氏は、自身は示談に応じたものの、それは当時の状況下で長期の不安定な立場に置かれるリスクを考慮したものであり、仮に起訴されていれば無罪主張を行っていたとも記している。
一方で、声明では自身の行動についても謝罪している。高畑氏は、本件における軽率な行動によって多くの人に迷惑をかけたことは「紛れもない事実」だとし、弁解の余地はないと述べた。期待を裏切ったこと、多くの人を傷つけたことについて、改めて深く反省しているとしている。
また、当時の報道によって形成された印象が現在も固定化されていることについては、今後の人生や活動を続けるうえで大きな制約になっているとの思いも明かした。
高畑氏は、今年2026年が本件から10年という節目にあたる年だとし、これまで劇団活動や表現活動を通じて人生を積み重ねてきたと説明。報道の影響が自身だけでなく、関係者にも及ぶことを踏まえ、今後の活動のためにも、過去の出来事について自らの言葉で正式に説明する必要があると考えたという。
声明の最後では、現在の環境への感謝と、今後の人生および活動に向き合っていく姿勢を示した。あわせて、関係者や被害を訴えた側への配慮から、これ以上の個別説明は控えるとし、過去の報道内容を無関係の文脈で再掲載することへの配慮も求めている。
9年前の不祥事をめぐり、本人が改めて自身の認識を示した今回の声明。過去の報道と本人の主張にどのような違いがあるのか、また今後の芸能活動にどのような影響を与えるのか、注目が集まりそうだ。

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