江別大学生集団暴行死事件 川村葉音被告ら3人が初公判で起訴内容認める 争点は量刑へ

札幌地裁で裁判員裁判始まる 長谷知哉さん死亡、強盗致死罪などで審理

北海道江別市の公園で2024年10月、大学生の長谷知哉さん、当時20歳が集団暴行を受けて死亡した事件で、強盗致死などの罪に問われている川村葉音被告、滝沢海裕被告、少年の3人の裁判員裁判が、5月25日、札幌地裁で始まりました。

初公判で、川村被告は罪状認否に対し「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。滝沢被告と少年も起訴内容を認め、3人はいずれも事実関係を大きく争わない姿勢を示しました。

これにより、裁判の主な争点は、被告それぞれにどの程度の刑を科すべきかという量刑に移ります。

起訴状などによると、3人はほかの被告らと共謀し、2024年10月、江別市内の公園で長谷さんに殴る、蹴るなどの暴行を加えたうえ、キャッシュカードやクレジットカード、衣服などを奪い、死亡させた罪などに問われています。

事件で起訴されたのは、長谷さんの交際相手だった八木原亜麻被告、川村被告、滝沢被告、川口侑斗被告、少年らを含む男女6人です。6人全員が強盗致死罪などで起訴されています。

長谷さんは暴行により、外傷性くも膜下出血、硬膜下出血、腰椎骨折などの重傷を負い、死亡したとされています。報道では、暴行は多数回に及んだとされ、遺体には全身にあざが残っていたとされています。

検察側は、暴行だけでなく、金品を奪う行為があった点を重く見ているとみられます。事件では「全部出せ」「全額」「クレジットカードもな」「銀行カードあんのか」などの言葉があったとされ、長谷さんのカードが使われた疑いもあります。

この裁判で重要なのは、被告3人が起訴内容を認めたとしても、刑の重さが自動的に決まるわけではないという点です。今後の審理では、それぞれが現場で何をしたのか、暴行や金品奪取にどの程度関与したのか、死亡結果をどう受け止めているのかが確認されます。

強盗致死罪は、人の死亡という結果と財産を奪う行為が結びついた重大犯罪です。法定刑は極めて重く、裁判員裁判では、単に「現場にいたか」ではなく、誰が暴行を加えたのか、誰が金品を奪う発言や行動に関わったのか、途中で止める機会があったのかが問われます。

事件の発端は、長谷さんと八木原被告の交際をめぐるトラブルだったとみられています。長谷さんが交際に期限を設ける趣旨の話をしたことがきっかけとなり、八木原被告が周囲の知人らを巻き込み、長谷さんが公園に呼び出されたとされています。

ただし、現時点で被告ごとの役割分担の詳細は、公判での証拠調べを待つ必要があります。誰が主導したのか、誰が暴行を強めたのか、誰が金品を奪う場面に関与したのかについては、今後の法廷で検察側と弁護側の主張が整理される見通しです。

今回の事件では、暴行の様子や長谷さんに謝罪を求める場面がスマートフォンで撮影されていたとも報じられています。複数人で一人を取り囲み、暴行を加え、その場面を撮影し、さらに金品を奪ったとされる点は、裁判員が量刑を判断するうえで重い事情となります。

一方で、初公判段階では、遺族の新たな意見陳述や法廷での発言内容は確認されていません。今後、被害者参加制度による意見陳述や、遺族の処罰感情が法廷で示される可能性があります。

今回初公判を迎えた3人の判決は、6月25日に予定されています。主犯格とされる川口侑斗被告ら2人の初公判は7月13日に予定され、判決は7月23日に言い渡される見通しです。八木原被告の公判日程は、現時点で明らかになっていません。

江別市の公園で起きた大学生集団暴行死事件は、交際トラブルから始まったとされる出来事が、複数人による暴行、金品奪取、死亡という重大事件に至ったものです。

初公判で3人が起訴内容を認めたことで、裁判は「起訴された事実があったか」ではなく、「各被告にどの刑を科すべきか」を判断する段階に入りました。

裁判員裁判では、長谷さんが命を失うまでの経緯、被告らの行動、事件後の態度、反省の有無が一つずつ確認されます。判決は6月25日、札幌地裁で言い渡される予定です。

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編集部まとめ

江別市の大学生集団暴行死事件で、川村葉音被告、滝沢海裕被告、少年の3人の裁判員裁判が5月25日、札幌地裁で始まりました。

3人はいずれも起訴内容を認め、今後の主な争点は量刑となります。

事件では、大学生の長谷知哉さんが江別市内の公園で集団暴行を受け、キャッシュカードやクレジットカード、衣服などを奪われたとされています。

被告ら6人全員が強盗致死罪などで起訴されており、今回初公判を迎えた3人の判決は6月25日に予定されています。

Q. 江別大学生集団暴行死事件の初公判で何がありましたか?
A. 2026年5月25日、札幌地裁で川村葉音被告ら3人の裁判員裁判が始まり、3人はいずれも起訴内容を認めました。

Q. 裁判の争点は何ですか?
A. 3人が起訴内容を認めたため、主な争点は量刑です。被告ごとの関与の程度や反省の有無などが審理されます。

Q. 判決はいつですか?
A. 川村葉音被告ら3人の判決は、2026年6月25日に予定されています。

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