「バイクの音がうるさかった」――。
長崎県時津町の国道で、前を走るバイクに乗用車で故意に追突し、運転手を殺害しようとしたとして、長崎県警は7月21日、県内に住む自営業の男(42)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。
男は酒を飲んだ状態で車を運転していたとされ、呼気からはアルコールが検出された。追突されたバイクの男性は転倒して重傷を負ったが、命に別状はないという。
「音がうるさい」前を走るバイクに追突か
警察によると、事件は21日未明、時津町内の国道で発生した。
男が運転する乗用車が、前方を走っていたバイクに追突。バイクを運転していた男性が路上に転倒し、病院へ搬送された。
警察は、現場の状況や男の供述などから、単なる交通事故ではなく、男がバイクへ意図的に接近して追突した可能性が高いと判断。殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。
呼気からアルコールを検出
男は警察の調べに対し、「バイクの音がうるさかった」という趣旨の説明をしているという。
事故当時、男は飲酒状態で、呼気検査ではアルコールが検出された。
警察は、男がどこで、どの程度の酒を飲んだのかを確認するとともに、追突前の走行状況や車間距離、速度などを詳しく調べている。
現段階では、アルコールの具体的な検出量や男の認否の詳細は明らかになっていない。
被害男性は重傷 命に別状なし
追突されたバイクの男性は、転倒した際に重傷を負い、病院で手術を受けた。
命に別状はないとされているが、けがの具体的な部位や全治期間については公表されていない。
警察は車両の損傷状況や周辺の防犯カメラ、目撃情報などを確認し、男に殺意があったかを慎重に捜査している。
危険運転を巡る改正法の施行初日に発生
事件が起きた7月21日は、危険運転致死傷罪の対象行為や判断基準を明確化した改正自動車運転処罰法などの施行初日だった。
改正では、アルコール濃度や大幅な速度超過に関する数値基準が盛り込まれたほか、制御困難な危険走行も対象に追加された。今回の事件に改正法がどのように適用されるかは、今後の捜査と法的判断による。
ただし、今回の逮捕容疑は危険運転致傷ではなく殺人未遂だ。警察は、男が相手の死亡につながる危険を認識しながら、故意に車を衝突させた可能性を捜査している。
編集部まとめ
飲酒後に車を運転したうえ、「バイクの音がうるさい」という理由で故意に追突した疑いが持たれている今回の事件。
焦点は、男がどのような距離と速度でバイクへ接近し、衝突によって相手が死亡する危険をどこまで認識していたかだ。
警察は飲酒量や追突前の行動、現場の映像などを調べ、殺意の有無と事件の詳しい経緯を明らかにする方針だ。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項: 本記事は警察発表および各社報道を基に構成しています。逮捕容疑は現時点のもので、殺意の有無や飲酒量、追突時の速度などは捜査中です。改正法の適用についても確定していません。
飲酒運転の末、交通トラブルが殺人未遂事件へ
長崎県時津町の国道で、前を走るバイクに乗用車で故意に追突したとして、42歳の男が殺人未遂容疑で逮捕されました。男の呼気からはアルコールが検出され、「バイクの音がうるさかった」という趣旨の説明をしているとされています。バイクの男性は重傷を負いましたが、命に別状はなく、警察が追突時の速度や故意性を調べています。
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