名古屋市の私立高校で2026年4月、女子生徒が着替えに使った教室内から小型カメラが見つかり、撮影された画像が複数の男子生徒の間で共有されていたことが23日、関係者への取材で分かった。高校は愛知県警に相談しており、県警が詳しい経緯を調べている。
関係者によると、小型カメラが見つかったのは4月下旬。発見される直前まで、教室では女子生徒約20人が着替えていたという。
男子生徒の1人がカメラを自宅へ持ち帰り、女子生徒が写った画像などを抜き出し、LINEグループを通じて他の男子生徒と共有したとされる。
高校側は4月中に事案の概要を把握し、関係する男子生徒らから聞き取りを行った。一方、他の生徒や保護者への説明は6月になってからだった。
盗撮された可能性のある女子生徒らは6月上旬、学校から正式な説明を受ける前に校内のうわさをきっかけに事態を知ったとされ、心理的苦痛を訴えている。
撮影に使われた機器や記憶媒体からはデータが削除されており、現時点で約20人の女子生徒のうち、実際に誰が撮影されていたのかは判明していないという。
高校は取材に対し、撮影機器が校内で発見されたことや、データが複数人に共有されていたことを認めている。
一方、8月21日時点では、この事案を「いじめ重大事態」には認定していないとしている。
今回の事案では、小型カメラが誰によって、どのような目的で設置されたのか、撮影されたデータがどこまで共有・保存されたのかなど、詳細が明らかになっていない。
また、学校が4月中に事態を把握しながら、盗撮された可能性のある女子生徒や保護者への説明が6月になった経緯も焦点となる。
愛知県警が関係者から事情を聴くなどして、撮影や画像共有の詳しい経緯を調べている。
編集部まとめ
教室で着替えていた女子生徒約20人が盗撮された可能性があり、その画像が複数の男子生徒に共有されたとされる深刻な事案だ。特に、学校が4月中に概要を把握していた一方、女子生徒らが校内のうわさで事態を知った後の6月まで説明が行われなかった点は、今後の検証が必要となる。
特記事項
学校名や関係する生徒の氏名・学年などは公表されていない。未成年者が関係する事案であり、学校や生徒を推測・特定する情報の拡散には慎重な対応が必要となる。
撮影された具体的な内容や人数、カメラを設置した人物、画像の共有範囲、刑事責任の有無についても現時点では確定していない。「盗撮疑い」として扱い、捜査結果を待つ必要がある。
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