【静岡・袋井】「金を仮想通貨で売買」信じ約180万円被害 50代女性、偽投資サイトで出金できず

静岡県袋井市の50代会社員女性がLINEオープンチャットから投資サイトへ誘導され約180万円をだまし取られた投資詐欺を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

静岡県袋井市の50代会社員女性が、LINEオープンチャットで知り合った人物から投資を勧められ、約180万円をだまし取られる詐欺被害があった。女性は偽の投資サイト上で資産が増えたように表示されたものの、出金できなかったことで被害に気づいたという。

5月上旬、投資先を探してLINEオープンチャットへ

警察によると、女性は2026年5月上旬、インターネットで投資サイトを探していた際、LINEオープンチャットで人物と知り合った。

相手から示されたのは、「金を仮想通貨で売買して利益を得る」という投資話だった。

女性は紹介された投資サイトを利用するようになり、相手の指示を受けながら取引を進めたという。

6月下旬から8月上旬にイーサリアム購入

確認できた報道によると、女性は6月下旬から8月上旬にかけて暗号資産「イーサリアム」を購入していた。

そのうえで、LINEオープンチャットで知り合った人物から売買の指示を受け、紹介された偽の投資サイト上で金の取引を行っていたという。

被害額は約180万円に上る。

一方、具体的な送金回数や1回あたりの金額、利用した投資サイトの名称、勧誘した人物の身元については、確認できた公表情報には含まれていない。

資産が増えたように表示 出金できず発覚

サイト上では、取引を続けることで資産が増えたように表示されていた。

しかし、女性が資産を出金しようとしたところ引き出すことができず、この段階で詐欺だと気づいたという。

今回の事件で重要なのは、「損失が表示された」ことで異変に気づいたのではなく、画面上では資産が増えていた点だ。

表示上の利益が増えていても、その資金を実際に自分の口座や管理下へ戻せるとは限らない。サイトに表示された数字だけで投資の実態を判断できないことを示す事例となった。

「金を仮想通貨で売買」が入口 複数の取引を組み合わせた勧誘

今回、相手が女性に示したのは「金を仮想通貨で売買して利益を得る」という内容だった。

通常の株式投資などとは異なり、「金」と「暗号資産」という別の金融・資産取引を組み合わせた説明で投資へ誘導していた点も特徴となる。

警察庁が示すSNS型投資詐欺では、SNSなどで接触した後、投資を持ちかけ、取引画面上に利益が出ているように表示しながら資金を投入させる手口が確認されている。本件も、SNS上での接触、投資への誘導、売買指示、利益表示、出金不能という主要な流れが重なる。

ただし、一般的なSNS型投資詐欺の手口すべてが今回の事件で確認されたという意味ではない。

投資先は「誰が運営しているか」を確認

警察は今回の被害を受け、「SNSで知り合った者からの投資の誘いは詐欺です」と注意を呼びかけている。

金融庁も、投資や暗号資産の取引を持ちかけられた場合、金融商品取引業者や暗号資産交換業者として登録を受けている事業者か確認するよう求めている。もっとも、登録業者であることだけで投資の安全性が保証されるわけではないとしている。

特に今回のように、

「金を仮想通貨で売買して利益を得る」

といった投資方法をSNS上で初対面の人物から紹介された場合には、送金前に「誰が投資サイトを運営しているのか」「どこに資金を送るのか」「実際に出金できる仕組みなのか」を確認することが重要となる。

被害発覚後の相談時期は確認できず

女性が具体的にいつ警察へ被害を相談したのかについては、今回確認できた公表情報では明らかになっていない。

同様のケースで投資資金を送った後に出金できなくなった場合、警察庁は警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」などへの相談を案内している。

本件で女性が実際に利用した相談窓口を示すものではない。

編集部まとめ

今回の被害で注目すべきなのは、サイト上では「利益が出ているように見えた」まま約180万円の被害につながった点だ。SNSで紹介された投資では、利益表示そのものではなく、運営主体や資金の行き先、実際に出金できる仕組みまで確認できるかが重要になる。

週刊TAKAPI 編集部/一条

特記事項

5月上旬にLINEオープンチャットで相手と知り合い、6月下旬から8月上旬にかけてイーサリアムを購入したという時系列は、29日までに確認できた報道に基づいています。

投資サイトの名称、相手の身元、送金回数、警察への具体的な相談時期については確認できていません。

警察庁や金融庁が示すSNS型投資詐欺の特徴は、本件との共通点を整理するために参照したものであり、一般的な手口のすべてが今回確認されたとするものではありません。

Q被害に遭ったのは誰?
A静岡県袋井市に住む50代の会社員女性です。
Q被害額はいくら?
A約180万円です。
Qどのような言葉で投資を勧められた?
ALINEオープンチャットで知り合った人物から、「金を仮想通貨で売買して利益を得る」という内容の投資を紹介されたとされています。
Q女性はどうやって詐欺に気づいた?
A投資サイト上では資産が増えたように表示されていましたが、出金しようとしてもできなかったことから詐欺に気づいたということです。
Q同じような投資話を持ちかけられた場合は?
A相手の指示で送金する前に、投資先の運営主体や金融庁への登録状況などを確認することが重要です。不審な場合は警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」などへの相談が案内されています。

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