【独自インタビュー】「障害のある子も修学旅行へ」保護者の負担に向き合う諸井菜々子市議――「もう少し学校のことに踏み込みたい」

■ 子どもが学校行事に参加するために、行政は何ができるのか

今回の問題で、今後確認すべき点は少なくない。

豊橋市では、学校が保護者に付き添いを依頼する場合、どのような基準を設けているのか。

保護者が同行できない場合には、どのような代替手段が検討されるのか。

支援員や看護師の同行を確保する仕組みはあるのか。

交通費や宿泊費の公費負担について、どのような制度が存在するのか。

そして、家庭の経済的事情によって、学校行事への参加機会に差が生じていないか。

こうした問題について、行政側の説明と実際の運用を確認する必要がある。

諸井市議が議会で取り上げた課題は、まだ解決したわけではない。

しかし、子どもが修学旅行に参加するために必要な支援を、家庭だけの責任としてよいのかという問いは残っている。

学校が子どもの安全を確保すること。

保護者が無理のない形で協力できること。

そして、障害のある子どもが学校行事に参加する機会を確保すること。

その三つをどう両立させるかが、今後の教育行政に問われている。

諸井市議は、そうした課題について引き続き学校教育に関わっていきたいという考えを示している。

週刊TAKAPIでは、今回の独自インタビューを踏まえ、豊橋市教育委員会の制度運用や保護者の付き添い費用の取り扱いについて、引き続き検証する。

【独自インタビュー連載は続く】

週刊TAKAPIでは、2026年9月25日に豊橋市役所で実施した諸井菜々子市議への独自インタビューを、複数回にわたって掲載している。

第1回では、看護師から市議会議員へ転身した経緯と政治への思いを紹介。

第2回では、放課後等デイサービスの地域偏在と総量規制をめぐる問題を取り上げた。

第3回では、預かり保育の時間延長を求める保護者の請願について紹介した。

今後は、医療的ケア児への支援、豊橋市の行政AI活用、新アリーナ事業、廃プラスチック野積み問題などについても順次取り上げる予定だ。

諸井市議の発言と議会活動を紹介するとともに、行政の一次資料や制度の運用実態を確認しながら、市政の課題を検証していく。

週刊TAKAPIの独自インタビュー連載は、次回へ続く。


【取材概要】

取材対象:豊橋市議会議員・諸井菜々子氏
取材日:2026年9月25日
取材場所:豊橋市役所
担当記者:鈴木・成田
記事更新日:2026年10月17日

※本記事は週刊TAKAPIが実施した独自インタビューを基に、発言の趣旨を整理して構成した。教育委員会の具体的な回答内容や、付き添い費用の支給基準については、引き続き確認する。