愛知県は10月19日、建設リサイクル法に基づく工事現場の一斉パトロールで、県内243件を点検し、法令に基づく標識の未掲示など98件を確認したと発表した。前年同期の71件から27件増えた。
点検は10月5日から9日まで、県内50市町村で実施。豊橋市と豊川市も対象に含まれたが、両市の点検件数や指摘内容は公表されていない。
標識の未掲示など98件 前年の71件から増加
県によると、今回のパトロールでは建設業法第40条や建設リサイクル法第33条で定められた標識の掲示状況をはじめ、建設資材の分別解体や再資源化の取り組みなどを点検した。
2025年度後期は233件を点検し、標識の未掲示など71件を確認。今年は点検件数が10件増えた一方、標識未掲示等の件数は27件増加した。
工事現場に掲げる標識には、施工業者の許可や登録に関する情報を示す役割がある。
ただ、県が公表した98件には「未掲示等」との表記が使われており、具体的な指摘内容や現場ごとの内訳は示されていない。98カ所の現場で、それぞれ違反が認定されたという意味ではない。
豊橋市と豊川市も点検対象 東三河の件数は示されず
9月28日に公表された実施計画では、豊橋市が10月5日、豊川市が7日の点検予定区域に入っていた。
東三河では田原市が5日、新城市と北設楽郡の3町村が6日、蒲郡市が8日に予定されていた。
県は豊橋市を特定行政庁、豊川市を限定特定行政庁として、今回連携した17市に含めている。
しかし、19日の結果発表は県全体の集計のみ。豊橋市で何件を点検したのか、豊川市で標識未掲示などが確認されたのかは分からない。
地元の工事現場でどのような指摘があったのかを確認するには、県や各市が保有する個別の点検記録が必要となる。
石綿の取り扱いも周知 延べ272人が参加
パトロールには、県や市町村、労働基準監督署などから延べ272人が参加した。
現場での啓発活動では、建設リサイクル法の説明が164件、パンフレットなどの配布が166件、石綿の適切な取り扱いに関する資料配布が106件。合計436件だった。
県は工事現場の点検と合わせ、分別解体や再資源化の徹底を呼びかけた。
今回の発表には、98件の指摘後に行われた改善指導の内容や、是正状況についての詳しい記載はない。
編集部まとめ
標識未掲示などの件数が前年同期より増加した一方、愛知県の発表からは地域別の状況を把握できない。
豊橋・豊川を含む東三河での点検実績と、指摘を受けた現場の是正状況が、今後の確認事項となる。
週刊TAKAPI 編集部/黒木
特記事項
本記事は、愛知県が2026年10月19日に公表した建設リサイクル法全国一斉パトロールの実施結果、9月28日の実施計画、2025年10月22日の前年同期の結果を基に作成した。
標識未掲示等の98件は愛知県全体の集計であり、豊橋市・豊川市で確認された件数ではない。また、県の発表には個別の行政処分や刑事立件に関する具体的な記載はない。
自治体別の点検件数、指摘内容、是正状況については今回の公表資料では確認できていない。
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