「これは確定案件」
ずいぶんと言い切ったものだ。
ヤマトリノ氏をめぐり、過去の動画で飛び出した“ある持論”が改めて注目を集めている。
テーマは「有名キャバ嬢になる難しさ」。
そこで比較対象として持ち出したのは、なんと――メジャーリーガーだった。
「メディアに出ているキャバ嬢は20人もいない」
発言があったのは、三崎優太氏のYouTubeに出演した際のこと。
ヤマトリノ氏は、歴代で売れてきたキャバ嬢について、
「メディアに出ているキャバ嬢たちは20人もいないと思う」
という趣旨の持論を展開した。
ここまでは、自身が身を置いてきた世界についての話だ。
だが、ここから突然スケールが変わる。
「プロ野球選手がメジャーリーガーに行くよりも確率が圧倒的に低い」
さらに、
「憧れたところでなれない。これは確定案件」
という趣旨の発言まで飛び出した。
キャバ嬢から、まさかのメジャーリーグ。
話は一気に太平洋を渡った。
SNS「アホだろ」「なわけあるか」
この持論はSNSでも格好の話題となった。
投稿には、
「アホだろ」
「なわけあるか」
「マジで言ってるならすげぇや」
「バカ過ぎて笑うしかない」
など、呆れや疑問を示す反応が寄せられている。
もちろん、SNS上の書き込みは個々の利用者による感想にすぎず、発言の正否を証明するものではない。
それでも、なぜこれほどツッコミを浴びるのか。
理由は単純だ。
「確率が圧倒的に低い」と言いながら、その確率を計算するための数字がほとんど示されていない。
ところで、その「確率」の分母は?
本人が示したのは「メディアに出ているキャバ嬢は20人もいないと思う」という自身の認識だ。
では、全国にキャバ嬢は何人いるのか。
そのうち何人が「有名キャバ嬢」を目指しているのか。
そして何を達成すれば「有名」なのか。
テレビ出演なのか。
SNSのフォロワー数なのか。
年間売上なのか。
全国的な知名度なのか。
そこは示されていない。
それでも、
「メジャーリーガーに行くより確率が圧倒的に低い」
そして――
「これは確定案件」。
“確定”するまでが、あまりにも速い。
「人数が少ない」=「なるのが難しい」?
もう一つ引っかかる。
「人数が少ないこと」と「なるのが難しいこと」が、ほとんど同じものとして扱われている点だ。
世の中には一人しか存在しない肩書だってある。
だからといって、そのすべてがメジャーリーガーより難関になるわけではない。
MLBを目指す野球選手と、全国的な人気キャバ嬢を目指す人では、そもそもの母集団も競争方法も評価基準も違う。
同じ「確率」という言葉を使っても、単純比較できる数字ではない。
普通なら、ここで比較は止まる。
だがヤマトリノ氏は止まらない。
「これは確定案件」なのである。
SNSで「なわけあるか」とツッコまれるのも、この大胆な飛躍があってこそだろう。
自分の世界の凄さを語るはずが…
もちろん、人気キャバ嬢になることが簡単だという話ではない。
接客、営業、人脈、顧客管理、自己プロデュース。
売上を競う世界には、その世界なりの厳しい競争がある。
だから本来、その凄さはそのまま語ればいい。
ところが、自分たちの世界の厳しさを説明するため、比較対象としてメジャーリーガーを召喚してしまった。
しかも出発点は、
「20人もいないと思う」。
そこから「確率が圧倒的に低い」を経由して、
「確定案件」へ着地する。
SNSでは「アホだろ」とまで言われた今回の持論。
その言い方への評価は読者それぞれだろう。
ただ、本人の発言から確認できる範囲では、「有名キャバ嬢になる確率がメジャーリーガーになる確率より低い」と客観的に比較できるデータは示されていない。
数字は曖昧。
結論は確定。
そして何より――
自信だけはメジャー級だった。
文・構成/週刊TAKAPI編集部
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