大津市職員、JR車内で10代女性の下半身撮影未遂 スマホに太もも動画残り現行犯逮捕

滋賀県警草津署は10日、JR電車内で10代女性の下半身をスマートフォンで撮影しようとしたとして、滋賀県迷惑行為等防止条例違反の疑いで、大津市職員の松浦容疑者(55)=湖南市菩提寺北=を現行犯逮捕した。

警察によると、松浦容疑者は9日午後7時30分ごろ、JR東海道線(琵琶湖線)の山科―石山駅間を走行中の普通電車内で、向かい側の座席に座っていた10代女性の下半身にスマートフォンを向け、撮影しようとした疑いがある。

警察は、女性の下着を撮影する目的だったとみて調べている。

被害女性は不審な動きに気づき、JR草津駅で駅員に被害を申告した。駅員から通報を受けた警察官がその場で松浦容疑者のスマートフォンを確認したところ、女性の太ももが映った動画が残っていたという。

松浦容疑者は取り調べに対し、「撮影した覚えはない」と容疑を否認している。警察は動画の内容や撮影時の操作状況、車内での座席位置などを詳しく調べている。

滋賀県迷惑行為等防止条例は、公共の場所や電車などの公共交通機関で、他人に不安や嫌悪を覚えさせる卑わいな行為を禁じている。下着や衣服で覆われた身体を見たり、映像として記録したりする目的で、スマートフォンなどの撮影機器を人に向ける行為も規制対象になる。

電車内での盗撮疑いは、被害者がその場で声を上げにくいケースがある。今回の事件では、女性が草津駅で駅員に申告したことが、スマートフォンの確認と現行犯逮捕につながった。

松浦容疑者は大津市役所職員。自治体職員の逮捕は、勤務外の行為であっても、職員の服務規律や住民への説明に関わる事案となる。大津市は今後、捜査の進展や事実関係を確認したうえで、対応を判断するとみられる。

近年、駅や電車内でスマートフォンを使った盗撮疑いの摘発は各地で報じられている。公共交通機関では、乗客同士の距離が近く、スマートフォンの向きや操作が周囲から見えにくい場面もあるため、鉄道事業者や警察による注意喚起が続いている。 警察はスマートフォンに残っていた動画の解析などを進め、当時の詳細な経緯を調べている。

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