福井県警は5月19日、曹洞宗大本山・永平寺で2025年7月、県外から訪れていた10代女性の体を触ったとして、茨城県那珂市の無職、南波剣司容疑者(26)を不同意わいせつの疑いで逮捕しました。
事件から約10カ月後の逮捕でした。
逮捕容疑は2025年7月8日午後8時40分ごろから午後9時ごろにかけて、福井県永平寺町の永平寺で、県外から訪れていた10代女性に対し、服の上から尻や体を触るなどのわいせつな行為をした疑いです。
南波容疑者は当時、永平寺に修行僧として滞在していました。
報道によりますと、被害を受けたとする女性は2026年2月ごろ、警察に被害届を提出。福井県警が捜査を進め、5月19日に南波容疑者を逮捕しました。
南波容疑者は県警の調べに対し、容疑を認めているということです。
今回の事件で重いのは、逮捕容疑とは別に、寺側がすでに複数の被害を把握していた点です。
永平寺によりますと、南波容疑者は2025年6月から7月にかけて、1泊2日の禅修行体験「参禅研修」に参加していた女子高校生14人に対し、服の上から尻や体を触るなどの行為をしたとして、同年8月1日付で除籍処分を受け、下山していました。
女子高校生たちは、高校行事の一環として研修に参加していました。
研修後、複数の生徒が学校側に被害を申し出たことで問題が発覚。学校から永平寺側に連絡が入り、寺側が聞き取りや防犯カメラ映像の確認を行ったとされています。
寺側が確認した防犯カメラ映像には、本来立ち入りが禁じられていた女子生徒用の部屋に、南波容疑者とみられる人物が入っていく様子が映っていたということです。
寺側の聞き取りに対し、南波容疑者は当時、わいせつな行為を概ね認め、「イライラしてやってしまった」「心から申し訳ない」と話していたとされています。
永平寺は、道元禅師が1244年に開いた曹洞宗の大本山です。横浜市の総持寺と並ぶ曹洞宗の中心寺院であり、全国から参拝者や研修参加者が訪れる禅の道場として知られています。
その場所で、研修や参拝のために訪れた若い女性が被害を訴えました。
問われるのは、容疑者個人の責任だけではありません。
夜間に女子生徒用の部屋へ入れる状態だったのか。研修参加者の居室管理は十分だったのか。被害申告を受けた後、警察への相談や再発防止策はどこまで徹底されたのか。
永平寺は、信仰と修行の場である前に、宿泊を伴う研修参加者を預かる施設でもあります。
参加者が安心して眠るはずの部屋に、修行僧が入ったとされる今回の事件は、名刹の看板ではなく、現場の安全管理そのものを突きつけています。
福井県警は、当時の詳しい経緯を調べています。
編集部まとめ
永平寺の元修行僧だった南波剣司容疑者が、2025年7月に10代女性の体を触ったとして、不同意わいせつの疑いで逮捕されました。
逮捕は、事件から約10カ月後の2026年5月19日でした。
南波容疑者は、2025年6月から7月にかけて、参禅研修に参加していた女子高校生14人に対しても、服の上から尻や体を触るなどの行為をしたとして、永平寺から除籍処分を受けていました。
今回の事件では、宗教施設での宿泊研修における居室管理、夜間の立ち入り制限、被害申告後の対応が問われます。
Q1. 永平寺の元修行僧は何の容疑で逮捕されましたか。
A. 2025年7月、永平寺を訪れていた10代女性の体を触るなどしたとして、不同意わいせつの疑いで逮捕されました。
Q2. 逮捕までどのくらい時間がかかりましたか。
A. 事件は2025年7月8日に起きたとされ、逮捕は2026年5月19日でした。事件から約10カ月後の逮捕です。
Q3. 過去の女子高校生14人被害とは何ですか。
A. 2025年6月から7月にかけて、参禅研修に参加していた女子高校生14人に対し、服の上から尻や体を触るなどの行為があったとして、永平寺が南波容疑者を除籍処分にしていました。
Q4. 今回の事件で何が問われますか。
A. 宗教施設での宿泊研修において、女子生徒用の部屋への立ち入り管理、夜間の安全確認、被害申告後の対応が十分だったのかが問われます。

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