盗撮・酒気帯び運転・50日欠勤で3人懲戒免職 兵庫県教委、痴漢の主任研究員も停職6カ月

兵庫県教育委員会が盗撮、酒気帯び運転、勤務命令拒否による50日欠勤を理由に教職員ら3人を懲戒免職としたニュースのアイキャッチ

兵庫県教育委員会は2026年8月12日、盗撮や酒気帯び運転、勤務命令の拒否による長期欠勤などを理由に、県内の教職員ら3人を懲戒免職処分としたと発表しました。

懲戒免職となったのは、県立香住高校の男性主任(47)、県立加古川東高校の男性教諭(24)、加古川市立西神吉小学校の男性教頭(54)の3人です。

このほか、JR大阪駅で女性の尻を触ったとして現行犯逮捕された県立人と自然の博物館の男性主任研究員(61)について、停職6カ月の懲戒処分としました。

県教委は一連の不祥事について、県民の信頼を損ねる重大な行為だとして謝罪し、服務規律の確保と再発防止を徹底するとしています。

香住高校の47歳主任 大型実習船勤務を求め命令に従わず50日欠勤

県立香住高校で海技士を務める男性主任(47)は、勤務命令に従わず、最終的に50日間の欠勤に達したとして懲戒免職となりました。

県教委によると、男性主任は2023年4月に同校へ新規採用され、大型実習船で勤務していましたが、業務上のミスが相次ぎ、その後うつ状態となり病気休暇を取得しました。

復帰後の2024年11月からは小型実習船で勤務するよう命じられましたが、男性主任は「海技士免許の上の級を取得するためには大型実習船での勤務経験が必要」と主張し、大型船への配置を繰り返し求めました。

校長室や事務室前に長時間居座るなど、業務に支障を及ぼす行為もあったとされています。

学校側は生徒の安全などを考慮して小型船での勤務を命じ続けましたが、男性主任は小型船の雇入契約書への署名も拒否。校長から会議室で待機するよう命じられ、その期間は合計142日に及びました。

さらに2025年3月11日以降も、始業時に出された小型船勤務の命令に従わず、拒否した日が欠勤として扱われました。2026年7月1日時点で欠勤日数が50日に達したということです。

男性主任は県教委の調査に対し、「小型船への配置転換は違法だ」と主張しています。

県教委は一連の行為を「公務員としてふさわしくない著しい非行」と判断し、8月12日付で懲戒免職としました。

加古川東高の24歳教諭 10代女性のスカート内を盗撮

県立加古川東高校の男性教諭(24)は、2026年7月1日午後5時20分ごろ、加古川市内の商業施設にある書店で、10代女性のスカート内を盗撮したとして懲戒免職となりました。

県教委によると、男性教諭は女性の背後から近づき、動画撮影を起動したスマートフォンをスカート内に差し入れたとされています。

行為を目撃した私服警備員が対応し、男性教諭は性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで現行犯逮捕されました。

県教委の聞き取りでは、このほかにも2件の盗撮行為を認めたということです。

男性教諭は「仕事のストレスを解消するため衝動的にやった」という趣旨の説明をしています。

西神吉小の54歳教頭 缶ビール約10本飲み約3時間半後に運転

加古川市立西神吉小学校の男性教頭(54)は、酒気を帯びた状態で車を運転したとして懲戒免職となりました。

県教委によると、男性教頭は6月28日午後7時ごろから翌29日午前2時ごろまで、自宅で500ミリリットル入りの缶ビールを約10本飲みました。

その後就寝し、約3時間半後の午前5時25分ごろ、出勤するため自家用車を運転しました。

車は道路脇の電柱や駐車場に止まっていた車両に衝突。けが人はいませんでした。

男性教頭の呼気からは基準値を超えるアルコールが検出され、道路交通法違反の酒気帯び運転容疑で現行犯逮捕されました。その後、罰金50万円の略式命令を受けています。

男性教頭は「謝って済む問題ではないと思いながら、これからも生活しなければならないと考えている」などと話しているということです。

JR大阪駅で女性の尻を触った61歳主任研究員は停職6カ月

今回の発表では、懲戒免職となった3人以外にも処分者がいました。

県立人と自然の博物館に勤務する男性主任研究員(61)は、JR大阪駅で女性の尻を触ったとして現行犯逮捕され、停職6カ月の懲戒処分となりました。

県教委は、盗撮、酒気帯び運転、長期欠勤、痴漢行為と内容の異なる複数の不祥事について同日に処分を公表したことになります。

教職員ら4人を同日処分 県教委が謝罪

兵庫県教育委員会は今回の一連の処分について、県民の信頼を損ねる重大な行為だとして謝罪しました。

教育現場では、教職員が児童生徒や保護者から高い信頼を求められるだけに、盗撮や飲酒運転といった刑事事件に加え、勤務命令をめぐる長期欠勤についても厳しい処分が下された形です。

県教委は服務規律を改めて徹底するとともに、再発防止に取り組む方針を示しています。

編集部まとめ

兵庫県教育委員会は8月12日、盗撮、酒気帯び運転、勤務命令拒否による50日間の欠勤を理由に、教職員ら3人を懲戒免職としました。加古川東高校の24歳教諭は10代女性への盗撮、西神吉小学校の54歳教頭は酒気帯び運転、香住高校の47歳主任は小型実習船への勤務命令に従わず長期欠勤したことが処分理由とされています。

このほか、JR大阪駅での痴漢行為で逮捕された61歳主任研究員も停職6カ月となり、県教委は同日に計4人の懲戒処分を公表しました。

週刊TAKAPI編集部/成田

特記事項

逮捕された人物について、逮捕は有罪の確定を意味するものではありません。記事は兵庫県教育委員会が公表した処分内容を基に構成しています。

Q兵庫県教委は何人を懲戒免職にしましたか?
A2026年8月12日付で、県立香住高校の男性主任(47)、県立加古川東高校の男性教諭(24)、加古川市立西神吉小学校の男性教頭(54)の3人を懲戒免職としました。
Q加古川東高校の24歳教諭は何をしたのですか?
A加古川市内の商業施設にある書店で、10代女性のスカート内をスマートフォンで盗撮したとして、性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで現行犯逮捕されました。
Q西神吉小学校の54歳教頭はなぜ懲戒免職になったのですか?
A缶ビールを約10本飲んだ後、約3時間半の睡眠を経て出勤のため車を運転し、物損事故を起こしたとされています。呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転容疑で現行犯逮捕されました。
Q香住高校の47歳主任はなぜ懲戒免職になったのですか?
A小型実習船での勤務命令に従わず、拒否した日が欠勤扱いとなり、2026年7月1日時点で欠勤日数が50日に達したことなどが処分理由とされています。
Qほかにも処分された教職員はいますか?
A県立人と自然の博物館の61歳男性主任研究員が、JR大阪駅で女性の尻を触ったとして現行犯逮捕されたことを受け、停職6カ月の処分となりました。

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