精肉店閉店は「夏目ホルモン終了」ではなく販売モデル転換なのか
今回の動きを整理すると非常に特徴的だ。
精肉店
→ 閉店
焼肉自販機
→ 継続
直営焼肉店「一本屋」
→ 継続
通販
→ 公式販売ページが存在
となっている。
これは会社側が公式に「事業転換」と発表したわけではない。
しかし結果だけを見ると、人が店頭で肉を販売する従来型の小売部門を終了し、無人販売・通販・外食という別の販売チャネルを残した形になっている。
ここに今回の閉店を読み解く重要なポイントがありそうだ。
50年続いた「店」は消えても、夏目ホルモンの味は残った
老舗店舗の閉店ニュースでは、しばしば「ブランドそのものがなくなる」と受け取られやすい。
しかし夏目ホルモンの場合は違う。
閉店のお知らせでも、精肉店で届けてきた思いを自動販売機と焼肉店を通じて引き続き届けるという方向性が示されている。
つまり、
「夏目ホルモンが終わった」のではなく、「夏目ホルモンを買う方法が変わった」
と見る方が実態には近い。
地域密着型の精肉店として長年続いてきた夏目ホルモン。
その看板店舗は姿を消したが、自販機と一本屋を残した判断は、老舗がブランドを次の形へ残していく一つの方法なのかもしれない。
今後注目したいのは、自販機の設置台数や販売個数が閉店後どう変化したのか、一本屋の客数に変化があったのか、そして精肉店閉店の本当の理由は何だったのかという点だ。
ここまで確認できれば、「老舗精肉店の閉店」というニュースから、地方の専門店が生き残るための販売モデルの変化まで見えてくる可能性がある。
夏目ホルモンという会社自体がなくなった?
確認できる閉店告知は精肉店「夏目ホルモン店」の閉店についてのもの。焼肉自動販売機と直営焼肉店「一本屋」は営業継続が発表されている。
夏目ホルモンの閉店理由は?
会社側の閉店告知では具体的な理由は明らかにされていない。そのため、人手不足、経営不振、後継者問題などを理由として断定することは現時点ではできない。
一本屋は夏目ホルモンと関係がある?
一本屋は夏目ホルモンが展開する直営焼肉店。豊川本店などがあり、夏目ホルモンの肉を焼肉として提供する役割を担っている。
夏目ホルモンの商品は現在も買える?
精肉店は閉店したが、会社側は愛知・静岡県内の焼肉自動販売機について営業を継続すると発表している。公式通販サイトも確認できる。
編集部注記
この記事の閉店理由に関する部分は、夏目ホルモン側が公表した閉店理由ではありません。公開情報、各販売チャネルの特徴、これまでの事業展開を基に週刊TAKAPI編集部が独自に考察したものです。事実として確認できる情報と編集部の考察を分けて記載しています。
週刊TAKAPI編集部:黒木
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