「スマホゲームしながらうろうろ」に腹が立ったか 知人をベルトで絞め包丁で刺す 25歳会社員を殺人未遂容疑で逮捕 三重・鈴鹿

三重県鈴鹿市で5月20日未明、「スマホゲームをしながらうろうろする姿に腹が立った」との理由で、知人男性の首をベルトで絞め、包丁で胸付近を複数回刺したとして、25歳の会社員の男が殺人未遂の疑いで緊急逮捕された。

逮捕されたのは、自称・三重県鈴鹿市野町西の会社員、永田涼容疑者(25)。警察によると、永田容疑者は20日午前1時半ごろから同40分ごろにかけて、鈴鹿市野町西2丁目の路上や祖父宅の倉庫で、近くに住む無職男性(38)を殺害しようとした疑いが持たれている。

被害男性は、頭を殴られたうえ、首をベルトで絞められ、刃渡り約16センチの包丁で胸付近を複数回刺されたとされる。男性は肋骨を折るなどの重傷を負ったが、命に別条はないという。

事件に気づいたのは、永田容疑者の祖父だった。祖父が異変に気づいて通報し、駆けつけた警察官が永田容疑者を緊急逮捕した。

調べに対し、永田容疑者は容疑を認めているという。動機については、「以前から被害者の男性が路上でスマホゲームをしているのに腹が立った」「殺すつもりで刺した」などと話しているとされる。

2人は近所に住む知人同士だった。普段から顔を合わせる関係だったとみられ、警察は、事件前にどのような接点があったのか、以前から口論やトラブルがあったのかを調べている。

今回の事件で目立つのは、動機とされる内容と、実際の行為の落差だ。スマートフォンのゲームをしながら歩く行為は、周囲との接触や交通上の危険を招くことがある。迷惑に感じる人がいることも否定できない。

しかし、それを理由に相手の首を絞め、包丁で胸を刺す行為はまったく別の問題だ。注意する、距離を取る、警察や周囲に相談するという手段を取らず、刃物を使った疑いが持たれている点は極めて重大である。

事件現場となった鈴鹿市野町西は住宅が並ぶ地域で、深夜帯に起きた刃物事件は周辺住民にも不安を与えるものとなった。被害男性は命に別条はなかったものの、胸付近を複数回刺され、肋骨を折る重傷を負っている。

鈴鹿市では今年2月にも、同市内のコンビニエンスストアで女性店員がナイフで複数回刺される事件が報じられていた。今回の事件と直接の関連が確認されているわけではないが、同じ市内で刃物を使った重大事件が短期間で相次いで報じられたことは、地域の不安につながりかねない。

ながらスマホや路上でのスマホゲームは、周囲から迷惑行為と受け止められることがある。歩行中の接触、車両との事故、深夜の住宅地での不審な行動と見られるリスクもある。

一方で、迷惑だと感じた側が暴力に出ることは許されない。腹が立った、前から気になっていた、何度も見ていて我慢できなかったという理由があっても、相手の身体に危害を加えれば刑事事件になる。

警察は、永田容疑者と被害男性の関係、事件当日の行動、包丁を持ち出した経緯、犯行に至るまでのやり取りを詳しく調べている。

「スマホゲームをしながらうろうろする姿に腹が立った」。その供述通りであれば、日常の不満が、知人男性の命を奪いかねない行為に向かったことになる。警察は殺人未遂事件として、詳しい動機と経緯の解明を進めている。

編集部まとめ

三重県鈴鹿市野町西で5月20日未明、知人男性の首をベルトで絞め、包丁で胸付近を複数回刺したとして、25歳の会社員の男が殺人未遂の疑いで緊急逮捕された。

逮捕されたのは、自称・鈴鹿市の会社員、永田涼容疑者(25)。被害男性は肋骨を折るなどの重傷を負ったが、命に別条はないという。

永田容疑者は「以前からスマホゲームをしながらうろうろする男性に腹が立っていた」「殺すつもりで刺した」などと容疑を認めているとされる。

事件は、ながらスマホへの苛立ちと、暴力の境界線を改めて問うものとなった。警察は、2人の関係や事件当日の経緯を詳しく調べている。

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