小学5年生の女児が深夜に自宅を抜け出し被害 母親への相談で発覚
福岡市中央区で、SNSを通じて知り合った小学5年生の女子児童を脅して自宅に連れ込み、約2時間にわたり監禁したうえ、わいせつな行為をしたとして、19歳の派遣社員の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、自称・熊本県山鹿市に住む派遣社員の男(19)です。
警察によりますと、男は2025年4月25日、SNSで知り合った福岡市博多区に住む小学5年生の女子児童(10)に対し、メッセージで「これラストチャンスだからね」「殺しにいくよ」などと送って脅迫した疑いが持たれています。
翌26日未明、男は当時住んでいた福岡市中央区の自宅に女児を連れ込み、午前3時ごろからおよそ2時間にわたって監禁し、身体を触るなどのわいせつな行為をした疑いがあるということです。
警察は、男をわいせつ略取、監禁、不同意わいせつの疑いで逮捕しました。
女児は母親が寝ている間に外出 男とは初対面
女子児童は当時、母親が寝ている間に自宅を抜け出していたとみられています。
男とはSNS上で知り合っていましたが、実際に会うのはこの時が初めてだったということです。
被害は、帰宅後に女子児童が母親へ相談したことで発覚しました。母親が警察に届け出たことを受け、警察がSNS上のやり取りなどを確認し、男の関与が浮上しました。
女子児童にけがは確認されていません。
落とし物のマイナンバーカードが捜査のきっかけに
捜査関係者によると、警察はSNS上の記録などから男を特定していました。
その後、事件とは関係のない場所で、男のマイナンバーカードが落とし物として警察署に届けられたということです。
男がそのカードを受け取りに来た際、警察が事情を聴き、逮捕に至りました。
SNS上の記録と身分証の確認が重なったことで、捜査は逮捕に進んだとみられます。
男は一部容疑を否認
警察の調べに対し、男はわいせつ略取の容疑については認めているということです。
一方で、監禁と不同意わいせつの容疑については、「いつでも帰ることができる状況を作っていた」「同意のもとだった」などと話し、否認しているということです。
ただ、被害者は10歳の小学生です。警察は、脅迫メッセージの内容、深夜に自宅へ連れ込まれた経緯、当時の状況などを詳しく調べています。
児童のSNS利用に残る危険
今回の事件では、SNSで知り合った相手と未成年の児童が深夜に会い、被害に遭った疑いが持たれています。
子どもがスマートフォンを使うこと自体は、学校生活や友人関係の中で珍しくありません。
一方で、SNS上では年齢や身元を偽って接触する大人もいます。相手が誰なのか分からないまま、個別メッセージで会話が続き、写真、位置情報、学校名、生活時間などが伝わるケースもあります。
今回のように、「会わなければ危害を加える」と受け取れる言葉で脅されると、子どもが一人で判断できなくなる危険があります。
保護者ができる対策は、スマートフォンを取り上げることだけではありません。
誰とやり取りしているのかを日常会話の中で確認すること、深夜の使用制限を設定すること、知らない相手から脅された時はすぐに大人へ言うよう伝えておくことが必要です。
警察は詳しい経緯を捜査
警察は、男と女子児童がSNS上でいつからやり取りをしていたのか、どのような言葉で呼び出したのか、現場で何があったのかを詳しく調べています。
また、他にも同様の接触がなかったかについても確認を進めるとみられます。
10歳の児童が深夜に自宅を抜け出し、初対面の男の自宅に向かった今回の事件は、家庭内だけで防ぎ切ることが難しいSNS被害の危険を示しています。
警察や学校、保護者が、子どものスマートフォン利用を日常的に確認し、被害を受けた時にすぐ相談できる環境を作ることが求められます。
編集部まとめ
今回の事件では、10歳の女子児童がSNSで知り合った19歳の男から脅迫メッセージを受け、深夜に自宅を抜け出したとみられています。
男は福岡市中央区の自宅に女児を連れ込み、約2時間にわたり監禁し、わいせつな行為をした疑いで逮捕されました。
女児は母親に被害を相談し、事件が発覚しました。
男はわいせつ略取容疑を認める一方、監禁と不同意わいせつについては否認しています。
警察はSNS上のやり取りや当時の状況を詳しく調べています。
Q1. 福岡市中央区で逮捕された19歳の男は何をした疑いがありますか。
SNSで知り合った10歳の女子児童を脅迫し、自宅に連れ込んで約2時間監禁したうえ、わいせつな行為をした疑いが持たれています。
Q2. 事件はどのように発覚しましたか。
女子児童が帰宅後、母親に被害を相談し、母親が警察に届け出たことで発覚しました。
Q3. 男は容疑を認めていますか。
男はわいせつ略取の容疑については認めていますが、監禁と不同意わいせつについては否認しています。

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