【THE SECOND 2026】4代目王者にトット 金属バットとの決勝を281-264で制す 結成18年目「辞めんでよかった」

フジテレビ系『アサヒ ゴールド presents THE SECOND~漫才トーナメント~2026』のグランプリファイナルが2026年5月16日、東京・台場のフジテレビで生放送され、結成18年目のトットが4代目王者に輝いた。

トットは多田智佑、桑原雅人によるコンビ。決勝では金属バットを281点対264点で破り、史上最多152組がエントリーした大会の頂点に立った。優勝賞金1000万円、アサヒ ゴールド1年分、フジテレビ系22番組出演権を獲得した。

大会創設から4年連続で、吉本興業所属コンビが王座を手にした。

決勝はトットが281点 金属バットの勝負手を振り切る

決勝は、先攻のトットが281点を獲得。後攻の金属バットは264点だった。

採点内訳は、トットが1点1票、2点17票、3点82票。金属バットは1点1票、2点34票、3点65票。100人の観客が3段階で採点する方式の中で、トットは3点票を大きく積み上げた。

金属バットは準決勝でタモンズを296点対264点で破り、グランプリファイナル過去最高得点を記録。その勢いのまま決勝へ進んだ。だが、最後に頂点へ届いたのはトットだった。

トットは1回戦でザ・パンチに293点対275点で勝利。準決勝ではリニアとの接戦を292点対289点で制した。決勝では、勢いに乗る金属バットを相手に、最後まで自分たちの漫才を押し切った。

1回戦から高得点 トットは3試合すべてで強さを見せた

グランプリファイナルは、8組によるトーナメントで行われた。

1回戦では、金属バットがヤングを293点対279点で破った。タモンズは黒帯に289点対283点で勝利。リニアはシャンプーハットを293点対279点で下し、トットはザ・パンチを293点対275点で退けた。

準決勝では、金属バットがタモンズに296点対264点で勝利。トットはリニアを292点対289点で破った。

そして決勝。金属バットは準決勝の296点という強烈な流れを持っていた。会場にも、視聴者にも、「このまま金属バットが持っていくのではないか」という空気があった。

その中でトットは、派手な奇策ではなく、自分たちの積み重ねてきた漫才で勝った。

トットとは何者か 大阪NSC27期、結成18年目の実力派

トットは大阪NSC27期。多田智佑と桑原雅人は、ともに40歳。2009年2月に結成された。

2016年には『NHK新人お笑い大賞』で大賞を受賞。2017年には『第3回上方漫才協会大賞』大賞、『第52回上方漫才大賞』新人賞を獲得している。

関西の漫才賞レースでは早くから実力を認められていた一方で、全国区での大きなブレイクまでは時間がかかった。

若手賞レースの中心ではなくなり、漫才師としてのキャリアも中堅からベテランへ向かう時期。そこで用意された舞台が『THE SECOND』だった。

M-1グランプリの出場資格を過ぎた漫才師たちに、もう一度スポットライトを当てる大会。その意味で、トットの優勝は大会の名前そのものを象徴する結果になった。

「本当にやめんで良かった」 優勝の瞬間ににじんだ18年

優勝が決まった瞬間、2人は拳を上げて喜びを爆発させた。

多田は家族へ向けて「やったー!」と叫び、桑原は涙を浮かべながら「本当にやめんで良かった」と語った。

優勝会見では、桑原が「現実なんかな…」と漏らし、多田も長く続けてきた年月をかみしめるように言葉を重ねた。

この優勝が刺さった理由は、点数だけではない。

「続けてきた人が報われた」
「実力派がやっと全国に見つかった」
「長く舞台に立ってきた漫才師の勝利だった」

SNSでそうした反応が広がったのは、トットの優勝に、単なる勝敗以上の時間が乗っていたからだ。

金属バットも強烈な存在感 296点から決勝へ

準優勝の金属バットも、今大会で強烈な印象を残した。

1回戦ではヤングを293点対279点で破り、準決勝ではタモンズを296点対264点で圧倒。グランプリファイナル過去最高得点という数字を出した時点で、会場の空気は一気に変わった。

決勝では、金属バットらしい勝負手をぶつけた。長いフリから一発で落とす構成は、万人受けを狙う安全策ではない。だが、その危うさも含めて金属バットの魅力だった。

トットが王者になった大会でありながら、金属バットの存在感もまた、2026年大会を語るうえで欠かせない。

史上最多152組 ベテラン漫才師の「今」を見せる大会へ

『THE SECOND』は、結成16年以上の漫才師を対象とする賞レースとして始まった。2026年大会は史上最多となる152組がエントリーした。

初代王者はギャロップ。2代目はガクテンソク。3代目はツートライブ。そして4代目王者がトットとなった。

若手賞レースとは違い、『THE SECOND』には、すでに劇場やテレビ、営業、ライブでキャリアを積んできた漫才師たちが集まる。そこには、勢いだけでは届かない技術がある。逆に、技術だけでは勝ち切れない熱もある。

観客100人による採点は、シンプルで残酷だ。目の前の6分間で、どれだけ笑わせたか。どれだけ会場をつかんだか。その結果が点数になる。

トットは、その形式で3試合を勝ち抜いた。しかも1回戦293点、準決勝292点、決勝281点。どの試合でも大きく崩れなかった。

優勝賞金1000万円と22番組出演権 全国区への扉が開く

トットには、優勝賞金1000万円に加え、アサヒ ゴールド1年分、フジテレビ系22番組出演権が贈られた。

この「22番組出演権」は、賞レース後の露出に直結する大きな副賞だ。テレビで一気に知名度を広げる機会になる。

優勝会見では、出演番組の一覧を見た多田が、timeleszの番組に反応し、声を弾ませる場面もあった。長く劇場で磨いてきたコンビにとって、今回の優勝はゴールではなく、全国区へ進む入口になる。

『THE SECOND』は、漫才師に賞金だけでなく、次の仕事を渡す大会になっている。そこが、他の賞レースとの大きな違いだ。

2026年大会が残したもの

2026年の『THE SECOND』は、王道と異端がぶつかった大会だった。

トットは、積み重ねてきた正統派の漫才で勝った。
金属バットは、自分たちの危うさと攻め方を最後まで曲げなかった。
リニア、タモンズ、ザ・パンチ、黒帯、シャンプーハット、ヤングも、それぞれのキャリアを背負って舞台に立った。

若手だけがお笑いの主役ではない。
キャリアを重ねた漫才師にも、まだ全国を振り向かせる瞬間がある。

トットの優勝は、そのことを証明した。

結成18年目。大阪から始まったコンビが、史上最多152組の頂点に立った。
「辞めんでよかった」という言葉は、トットだけのものではない。

長く続けてきた芸人、舞台に立ち続けてきた漫才師、そしてそれを見てきたファンにとって、2026年の『THE SECOND』は、報われる瞬間を見せた大会だった。

編集部まとめ

『アサヒ ゴールド presents THE SECOND~漫才トーナメント~2026』のグランプリファイナルが5月16日に生放送され、結成18年目のトットが4代目王者に輝いた。

決勝では、金属バットを281点対264点で破った。トットは1回戦でザ・パンチ、準決勝でリニア、決勝で金属バットを下し、史上最多152組の頂点に立った。

優勝賞金1000万円、アサヒ ゴールド1年分、フジテレビ系22番組出演権を獲得。結成18年目での栄冠は、ベテラン漫才師に光を当てる『THE SECOND』の意義を改めて示した。

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